Alaska 風のような物語 (新装版)

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  • サイズ A4判/ページ数 203p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784096820544
  • NDC分類 295.394
  • Cコード C0071

内容説明

13年間に及ぶアラスカ取材のすべてを集大成した写真文集。カリブー、グリズリー、ムース、クジラなどの野生生物だけでなく、オーロラ、白夜、氷河、さらに大自然の中で暮らす人々までをも限りなく優しい目と文章で綴り、全地球に宛てたメッセージ。

目次

エスキモーになったボブ・ユール
ジムと息子たち
コクガンの賭け
カリブーの旅を追って
クジラの民
カメラを盗んだオオカミ
ある事件
早春
シリア・ハンター
アラスカのライオン〔ほか〕

著者等紹介

星野道夫[ホシノミチオ]
1952年千葉県市川市に生まれる。1973年初めてアラスカに渡り、シシュマレフ村でエスキモーの家族と一夏を過ごす。1976年慶応義塾大学経済学部卒業。動物写真家田中光常氏の助手となる。アラスカ大学野生動物管理学部に留学。以後、アラスカの人々、自然、野生動物を撮り続ける。『アニマ』『アサヒグラフ』『BE‐PAL』『アサヒカメラ』などの国内雑誌だけでなく、『ナショナル・ジオグラフィック』『オーデュボン』など海外の著名な雑誌にも作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃこばあ

16
アラスカに生きる動物・植物・人々・・自然すべてをそのまま受け止める深い愛を感じました。とてもいい・・。すべてが夢のようではなく、原住民の若者の自殺率が異常に高いことや、著者自身が自然の犠牲者となってしまった現実もありますが、生きることの素晴らしさを伝えてくれます。2015/04/30

izw

9
週刊新潮に1年連載したというアラスカにまつわる話は、淡々と語られているが、心にしみる。文章の間に挟まれる自然と動物の写真がすばらしい。2016/07/04

jun_dm

4
/ある日ツンドラの彼方から現われ、風のようにツンドラの彼方へ消えてゆくカリブー。通り過ぎてゆくその足音は、アラスカの原野が内包する生命という潮の流れのようだった。/人は、なぜ自然に目を向けるのだろう。アラスカの原野を歩く1頭のグリズリーから、マイナス50度の寒気の中でさえずる1羽のシジュウカラから、どうして僕たちは目を離せないのだろうか。それはきっと、そのクマや小鳥を見つめながら、無意識のうちに、彼らの生命を通して自分の生命を見ているからなのかもしれない。/2017/12/29

奈良坂葵

3
カリブーの群れ、グリズリーの荒々しさ、極寒の人々の暮らし。生物の多様性に圧倒される。2015/05/02

あきこ

3
写真集を手にとってじっくり読んだのは初めてだ。なぜかとても惹かれた。動物の生きている、ただその姿に吸い込まれていく。生きていく、そのことをひたすら真っ当に繰り返していく姿に心が揺れた。大切な姿なんだ。自然がそこにあることを、それを伝えてくれたことに感謝したい。また、この写真家は取材集に亡くなった。自然を愛した人が、自然のなかで亡くなったことを考え、写真集を見ながら少し涙がでた。2010/12/14

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