出版社内容情報
スピッツの名曲「楓」を原案にした福士蒼汰・福原遥主演映画を小説化。大切な人を失った男女がたどる、切なすぎる運命とは──。
【目次】
内容説明
須永恵と恋人の木下亜子は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれ幸せに暮らしていた。しかしニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は恵の双子の兄・涼を恵だと思い込み、涼は恵のふりをして二重生活することに。戸惑いながらも亜子に惹かれていく涼。一方、亜子にも打ち明けられない秘密があった―。スピッツの名曲から誕生した映画を完全小説化。
著者等紹介
山本瑤[ヤマモトヨウ]
「パーフェクト・ガーデン」で2002年集英社ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
23
スピッツの「楓」が大好きなので、この曲から誕生したという映画のノベライズ本を思わず手に取る。高校生の時から長年一緒にいた恋人を不慮の事故で亡くし、その双子の兄が恋人になり代わり暮らしていくという展開。周りを巻き込み、お互いに秘密を抱えつつも恋人同士でいる苦しさ切なさ。様々な葛藤を消化して辿り着いた先に2人に見えたものは。伏線はあったから何となく感じとっていたサプライズはこの物語の中でも一番の見どころであり、切なさが押し寄せる。まさに楓の世界観。たまにはこういう作品を読むのも良いものね。2025/12/05
F
4
先日映画を観て余韻に耽りたくて読みました。映画の映像を頭の中で追いかけながら。物語の仕掛けも映画を見終わった後なので分かりつつ読みましたが、やはり切ない。実際にこの主人公たちの行動をしたら罪悪感でどうしようもないかもしれないけれど、それだけ愛していたという事なのかな。最後もやはり綺麗で良かったです。また映画観たいな。スピッツの「楓」が沁みる。2026/01/18
Colour25
2
『自省録』で学んだ「死を自然として受け入れ、内なる心を整える」という教えは、小説『楓』の世界とも深く共鳴した。大切な人の死という運命にどう向き合うか。劇中の「嘘」は一見、相手を救う慈悲のように見えるが、自省録が説く自己への誠実さに照らせば、偽りの関係に留まることは互いの魂を損なうことだと気づかされる。真の慈悲とは、残酷な現実さえも共に受け入れ、その先の一歩を踏み出す勇気にあるのではないか。運命に翻弄されながらも、自分の中心を失わずに生きる強さの大切さを、二つの作品を通じて深く学んだ。2026/01/21
北原悦子
1
良かったです。2025/12/06
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