内容説明
2006年6月より2008年12月にかけ、東京近郊の少年少女の作った秘密基地を探して西宮大策は歩いた。出かけていった日数、約100日あまり。見つからない、それはナイショで秘密のものだから。すでに壊されていたことも幾たびもあった。子供たちに聞いて回って、ようやく見つけた基地の数、20個。そのうちの13個を収録した。
著者等紹介
西宮大策[ニシミヤダイサク]
1973年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Roy
24
★★★★☆ 川上弘美が帯を書いていたのでつい手に取った、子供達が作った秘密基地の写真集。どれも簡素でどうって事無い秘密基地だけど、少年少女の冒険心とか、背伸びして共有した秘密とかがとてつもなくラブリーで愛おしい。甲本ヒロトは同帯にて「基地よりも秘密ってことが大事なんだ」と言い、その「秘」てのと「なんだ」ていう語尾の愛らしさにとても共感した。「秘」は秘事の秘であり、秘密基地で行う秘事と言えば“お医者さんごっこ”である。2009/06/27
ふろんた2.0
9
子供が作った秘密基地の写真集。渋谷のはよく見つけたな。川崎のもいくつかある。2015/08/08
アキ
5
今でも、子どもたちが「秘密基地」で遊んでいるんだと思うと、なんだかほっとします。いろんなところから材料を調達してくる時のうれしそうだったり、自慢げだったりするその表情まで想像できそう。女の子たちの「テストかくすかな」「学校帰り、ここで恋愛の話〜」って、秘密基地らしくていいけど・・・(ヾ(^o^;) ォィォィ)。2011/04/15
kenkoba
4
なんとゆうか、ほっとする。ちっちゃいころヘンテコなのを作って、あそんだなあ。雨のときは心配で壊れてないか見に行ったり。なぜかそこで、クワガタ飼ってたり。2011/04/10
cassyu
4
『二十世紀少年』みたいに大掛かりじゃなくて、いかにも、いかにも、な秘密基地。作っている間が楽しいんですよね~^^ 図書館に購入依頼を出して買っていただいた1冊(爆)2010/03/10