錦―光を織る

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  • サイズ B5判/ページ数 119p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784096820346
  • NDC分類 753.3
  • Cコード C0071

出版社内容情報

伝統工芸からアートの世界へと表現を広げる錦織物制作の第一人者・龍村光峯氏の作品の魅力を伝えるとともに、その歴史や高度な技術、複雑な製作工程や美しさの秘密など、錦に関するすべてを紹介する写真単行本。

内容説明

古来、富の象徴とされてきた絹の精華「錦」。日本が誇るその魅力を織物美術の第一人者が解き明かす。

目次

第1章 光の織物―作品集1(「揺籃のフェニックス」;「龍星雲錦」 ほか)
第2章 錦がきた道(絹の誕生;日本の古代の錦 ほか)
第3章 錦を織る(錦織のものづくりとその仕組み;錦が生み出されるまで ほか)
第4章 復原と再生(古代裂の復原;保存と研究 ほか)
第5章 光の彼方へ―作品集2(「モアレ光風紗」;「天平の風韻」 ほか)

著者等紹介

龍村光峯[タツムラコウホウ]
織物美術家。本名、龍村順。1946年、兵庫県宝塚市に二代龍村平蔵の三男として生まる。1971年、早稲田大学文学部卒業後、国際交流基金事業部展示課に勤務。1976年、家業継承のため京都へ帰り、(株)龍村平蔵織物美術研究所(現(株)龍村光峯)代表取締役に就任。1994年、日本伝統織物保存研究会を設立し、理事長に就任。以降、伝統技術の保存育成に取り組み、京都・東京両国立博物館所蔵正倉院裂「緑地花鳥獣文錦」等を復原。2000年、財団法人日本文化藝術財団より日本伝統文化振興賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
『光を織る』という感覚に目から鱗が落ちました。歴史の中で、人の心に培われた「錦」の特別さ、格を感じます。『絹のプリズム』という作者の言葉が、古さを元に新しさを成そうとする姿勢をよく表しているかと。何はともあれ、錦を織る技術が廃れないことを願います。2010/11/29

Junnko Simmura

0
宮尾登美子の「錦」を読見終わってすぐにみつけました。初代の孫にあたる光峯氏の本。「錦」にも描かれたエピソードが裂の写真とあわせて語られているので龍村の世界が一段とよくわかりました。2013/11/15

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