西洋美術のことば案内

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096815434
  • NDC分類 702.3
  • Cコード C0070

出版社内容情報

展覧会場の説明や美術書を読んでいて出会う、知っていそうで意外に知らない、知ればますます美術鑑賞が楽しく、好きになる、西洋美術にまつわる専門用語。本書は、絵画を中心に彫刻、工芸の分野からも厳選したそんな「ことば」の数々を、既存の用語集の形式にとらわれることなく、読み物形式で、豊富なカラー図版・図解とともに、面白く、わかりやすく具体的に解説していく案内書です。好評を博している既刊『日本美術のことば案内』の姉妹編として、展覧会場に携帯して活用できるガイドブックであると同時に、自宅や学校で楽しく学習し、理解を深めることができる、ユニークな形の美術入門書でもあります。巻末には、便利な基礎用語・人名集が付いています。

高橋 裕子[タカハシ ヒロコ]
著・文・その他

内容説明

西洋美術鑑賞のためのキーワード。基礎用語・人名辞典付き。

目次

第1章 キリスト教美術の機能とタイプ
第2章 キリスト教美術の主題
第3章 私は誰でしょう?
第4章 西洋美術のジャンル
第5章 西洋美術の材料と技法
第6章 西洋美術の表現
第7章 西洋美術の制作と受容

著者等紹介

高橋裕子[タカハシヒロコ]
1949年、東京都生まれ。上智大学文学部史学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。西洋美術史専攻。現在、学習院大学文学部哲学科教授。著書に『イギリス美術』(岩波書店、サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

65
章ごとにすみ分けされていてスッキリして見える。第5章は『西洋美術の材料と技法』で自分はここが一番面白い。フレスコ、テンペラ、モザイク/ステンドグラス、タペストリーなど興味津々で読みました。西洋絵画がページの随所にあるのも良い。2024/11/30

春ドーナツ

8
本書は「美術史家になりたいならば、最低限これらのことは留意しておきましょうね」的用語事典。「テンペラ」(混ぜ合わせるというラテン語を語源とする)という絵具に、なぜ玉子の黄身を使おうとしたのだろう。14世紀の時点で、卵黄にレシチンやアルブミンという乳化作用がある物質が含まれていることは常識だったのかしら。否、19世紀まで化学者に発見されていない。黄色は「色の三原色」のひとつだから「使ってみっか」と某関係者が閃いたの? テンペラに用いる膠(にかわ)も黄味がかっているから「いけるっしょ」と連想が働いた? むむ。2017/10/14

2
キリスト教の主題の説明が勉強になりました。素人に易しい丁寧な説明です。オールカラーなのも良かったです。2013/06/05

ybhkr

1
すごく勉強になった。知らないことばもたくさんあって巻末の用語辞典もふむふむと読んだ。伝●●って美術館に新しく入ってきた絵でよく見かけるけどそういう意味なんですね。帰属も展示会でよく見ますがなかなかむずかしいんですね。アトリビューションという言葉は初めて知りました。帰属、も意味を知るとちょっとわかりずらいかなあ…。どんなにデータが揃っても結局は多数決になってしまうのは歴史と同じですね。仏像もそんなかんじで新しい発見のたびにいろいろ変わっていくけど絵画も科学の発展と共に変わっていくのかも。(仮)の世界。2017/10/05

波 環

1
ルネサンスは対象を『あるがままに』、バロックは『見えるがままに』表そうとしたなど、はっとする説明がいくつかある2014/11/22

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