出版社内容情報
西表島は、サンゴ礁に囲まれ、亜熱帯原生林に覆われた島。ここでは、人とイリオモテヤマネコを頂点とした、多種多様な生き物たちが、互いの生命をつなぎ合わせてくらしている。小さな島の大自然を紹介する写真集。
イリオモテヤマネコは、沖縄島から南西に400キロメートルはなれた西表島だけにすむ、特別天然記念物に指定された動物。1965年に「20世紀最大の発見」と騒がれるまでは、亜熱帯の原生林に囲まれてひっそりとくらしていた。降水量が年間2000ミリを超える西表島は、島中に川や沢が走っている。その水辺で、イリオモテヤマネコはエビ、カニからカエル、トカゲ、ネズミ、鳥など、さまざまな動物たちの王者として君臨し、その命を奪い、生を営んできた。あらゆる生き物は、命をつなぎ合わせて生きている。それは同じ生態系に生きる人も同じだ。本書は、そうした西表島の命のつながりを静かに見つめ続けた写真集だ。
内容説明
美しいサンゴ礁に囲まれ、うっそうと生い茂る亜熱帯原生林におおわれた島・西表島。豊かな水が豊かな森を育て、この島独自の生態系を生み出した。イリオモテヤマネコは、この島にすまう動物たちの頂点に君臨してくらしている。
著者等紹介
横塚真己人[ヨコツカマコト]
1957年、横浜市生まれ、写真家。大学卒業後、雑誌編集者を経て、1982年フリーランスのカメラマンとなる。1985年、イリオモテヤマネコの撮影のために西表島に移り住む。その後イリオモテヤマネコと平行して、「命のつながり」をテーマに幅広い撮影活動を続ける。1994年、西表島での撮影活動にひと区切りをつけ、横浜に引き上げる。1998年時計のブランドメーカー・オメガより「第一回オメガアワード賞」を受賞。現在は、熱帯雨林をテーマにマレーシアのボルネオ島へ精力的に通い詰めている
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