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出版社内容情報
江戸期の子どもたちの日常が生き生きと描かれた貴重な絵画資料「子ども浮世絵」。本書は、700点を紹介。
内容説明
江戸の空間にいきいきと生活した子どもたちの姿を絵師たちはとらえた。現代に失われた豊かさがそこにあった。くもん子ども研究所所蔵の浮世絵約700点収録。付録・きりぬきおもちゃ絵(江戸凧づくし・おひな様両面合せ)。
目次
第1章 子ども遊びの花が咲く(四季の楽しみ;母や姉とともに ほか)
第2章 江戸のヒーロー勢ぞろい(牛若丸と弁慶;金太郎と鬼退治 ほか)
第3章 子に注ぐ熱きまなざし(母と子の名場面;母と子のスキンシップ ほか)
子ども浮世絵をめぐって(よみがえる江戸の花ども文化;描かれた子どもたち―浮世絵は江戸時代の写真であるか)
江戸子ども図鑑(ファッション(衣服・髪型・小物)
江戸初期子ども遊び ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
253
3章立てで、子どもたちを描いた浮世絵の数々を紹介する。第1章は「子ども遊びの花が咲く」と題して、様々な遊びを描いた絵から。古くは鈴木春信あたりからあるが、中心は歌川国芳、国輝あたり。いろんな遊びがあるが、ごっこ遊びが目立つか。歌舞伎、火消し、猿回しなど。2章は子どものヒーローの絵だ。牛若丸に金太郎に桃太郎といったところ。それから男の子に人気なのは火消し(なんといっても火事と喧嘩は江戸の華)だし、女の子の憧れはお姫様。3章の「子に注ぐ熱きまなざし」もまた、昔も今も変わらない。2025/03/26
わ!
1
江戸時代に子供がどんな暮らしをしていたのかということに、とても興味があります。この本には、江戸時代の遊んでいる子供たち、勉強をする子供たち、母親にあまえる子供たちが、浮世絵からよみとれる。しかも膨大な量の浮世絵資料である。付録として「おもちゃ絵」がついているのも、なんとも嬉しい。