出版社内容情報
初期作品集のイラストを中心に、自らが精選したベストセレクション集。ファンならずとも楽しめる、心安らぐ表情の天使たちがいっぱいの画集です。イラスト制作の秘密を明かすスペシャルエッセイも収載。
気の遠くなるほど緻密に水彩色鉛筆を塗り重ねて描き出される幻想的な世界。星の精霊や天使たちが紡ぎだす物語。淡い色彩と、純粋そのもので見つめ返してくる瞳。きたのじゅんこの絵が読者から息の長い支持を得ているのは、われわれがどこかに置き忘れてしまった心の世界を目の前に広げてくれるからだろう。デビュー当時は十代から二十代の女性の人気を集めたが、最近はファン層が拡大してきた。全国的に展開されている版画展には、三十代から四十代、さらに男性の姿も数多く見られるようになってきた。それも、著者の描く世界が、疲れた現代人の心を癒してくれるからではないだろうか。本書は、きたのじゅんこの初期の作品を中心に「天使」をテーマに代表作を集めたものである。『予感』『夢の中で』『月の雫』『精霊の国』など絶版になっていたために読者から再版の希望が高かった作品集から、著者自らがセレクト。巻末には、これまであまり公開したことのなかった制作の裏話なども紹介されている。ファンならずとも、興味の湧くところだろう。
内容説明
きたのじゅんこの天使たちがデジタル・スキャニングとコンピュータ印刷で限りなく原画に近く甦る。
目次
銀河の天使たち
星の守護神
光の翼
翼の国へ