出版社内容情報
冬の猪苗代湖に白鳥を追い続け、24歳の若さでガンのために夭逝したカメラマン・若本俊雄氏の白鳥写真集。今まで知らなかった、健気で、悪戯で、お洒落で、凛々しい白鳥の映像が、従来の白鳥のイメージを刷新する、目覚ましい魅力に溢れた一冊です。
冬の猪苗代湖に白鳥を追い続け、24歳の若さでガンのために夭逝したカメラマン・若本俊雄氏の写真集。若本氏の存在は、これまでふたつの意味で“伝説的”でした。ひとつは、残された作品のことごとくが、従来の白鳥のイメージを刷新する目覚ましい魅力に溢れており、その撮影者自身も劇的な短い生涯を終えていること。もうひとつは、一部に熱狂的な支持者を持つ一方、多くの人にとっては、自費出版された写真集や新聞・雑誌・テレビ等の報道で断片的に触れるしか、その存在を知る術がなかったことです。 今回の写真集は、若本氏の仕事を本格的に紹介する初めての一冊になります。最後の5年間を費やして精力的に撮影された白鳥と、それを取り巻く猪苗代湖周辺の自然が肌で感じられるような作品の数々。きっと今まで知らなかった、健気で、悪戯で、お洒落で、凛々しい、白鳥たちの姿に出会えるでしょう。また、白鳥に賭けた若本氏の生き方を伝える文章を併せて収録。初めて知る人も、またすでに知っている人も、ひとりの若者が残したものの大きさに、心打たれるに違いありません。
内容説明
白鳥が歌う野生の調べ。けなげで、おしゃれで、りりしく、愛くるしい。白鳥に魅せられ、白鳥に全てを捧げた若き写真家の、24歳の遺作。
感想・レビュー
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