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出版社内容情報
コスモスのような17歳の「少女」を追い続けた、8年間にわたるラブ・ストーリー。子どもの面影を残したあどけない顔と体が、成熟した女性へ変化していく過程が写し出される。荒木経惟の新しい頂点。
91年、北海道へ旅した荒木氏の前に、氏の作品集『センチメンタルな旅・冬の旅』を抱えた少女が現れた。氏は少女を<秋桜子>と名付け、シャネルのルージュを買い与えて初めての化粧を試みる。そして少女が上京し、学生生活を送り、やがて就職し、恋人を作り、二人でロンドンへ旅立つ。出会いからロンドンから帰国した98年6月までの8年間にわたって、一人の無名の少女を追い続けた荒木経惟の「センチメンタル・ラブ・ストーリー」。初めは子供の面影を残したあどけない顔と体が微妙に変化していき、成熟した女性になっていく過程が克明に写し出されている。これだけ長期にわたって被写体になった女性は、故・陽子夫人以外になく、荒木氏の執着がうかがえる。海外でプリント希望の最も多いのがこの少女である。 写真は時間を追って構成され、それは写し込まれた日付によって確認できる。文章はすべて荒木氏の手書き文字。写真と文章で、蕾から満開の花へと変化していくドラマが表現されている。荒木氏の代表作になりうる一冊である。
内容説明
目の前に、一輪の明るい花がひらいた。少女は「秋桜子」と名づけられ、かすかに、はにかんだ。時の流れのままに、少女を写し撮った、8年間のプライベート・ラブ。