東大寺お水取り―二月堂修二会の記録と研究 (普及版)

東大寺お水取り―二月堂修二会の記録と研究 (普及版)

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  • サイズ A4判/ページ数 253p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784096807514
  • NDC分類 188.36
  • Cコード C1015

出版社内容情報

天平勝宝4年から今日まで千二百余年間、ただの一度も断絶することなく続く「お水取り」の秘儀の全貌を集大成。10年間を費やした写真取材、数々の謎に迫る仮説・論文、修二会を聴聞するに必要な一切の資・史料、図版などを網羅。

「お水取り」として親しまれている修二会は、天平勝宝から連綿と続いてきた驚異の伝統行事で、本年で1245回をかぞえる。天下泰安、風雨順時、五穀成熟、万民快楽を祈るこの行法は、2月20日から3月15日までの長期間におよび、3月1日から14日間にわたる本行では、11人の連行衆が二月堂の本尊十一面観音の前で厳しい行に励む。とくに12日深夜に行われる「お水取り」は、火の祭りと呼ぶにふさわしい豪華壮麗な炎の乱舞で、多くの人々の信仰を集め、毎年、数万の観光客が押し寄せる。本書は、10年の歳月をかけ、暗夜の一瞬の所作にまで目を光らせた174点の迫力あるカラー写真でこの稀有な行法を再現。東大寺管長の守屋弘斎師による解説は、体験を踏まえた貴重な証言ともなっている。また、行事次第時刻表は行事の進行を見逃さず追うことができ、修二会聴聞には欠かせない。さらにこのたび普及版刊行にさいし、「二月堂修二会略年表」を収録、修二会の成立基盤とその背景が一見して解明できる。本書は、行事所作を徹底分析した写真構成と詳細な解説・論考および関係資料の完全収録で、千二百余年にわたる秘儀の全貌を明らかにするとともに、「お水取り」聴聞に最適のガイドブックともなっている。

内容説明

天平勝宝より1240余年にわたる稀有の行法の全記録。「正倉院」に匹敵する無形文化の宝蔵は、奈良文化の神髄を直伝する。10年におよぶ、東大寺の全面協力の下徹底取材し、全行事を完全集大成。

目次

二月堂修二会略年表
行事次第時刻表
不退の行法
二月堂と絵画
修二会の法具
二月堂修二会行事次第
お水取り・讃
悔過の成立
観音信仰と修二会
二月堂修二会の声明〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
752年から続けられている。2022/04/17

レフラー

0
概要を掴みました。おもしろい。 読んだのは大判のバージョン。2021/01/25

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