出版社内容情報
江戸時代に人気のあった尾張屋清七版「江戸切絵図』全31図と大判カラーで掲載。広重『名所江戸百景』、清親『東京名所図』なども収録。明治11年刊『実測東京全図』と現在の地図を合わせ、江戸の町並みが浮かび上がる。
2003年は江戸開府400年。日本全国でその町特有のニオイが失われつつある今、その最たるモノが東京です。江戸から東京へと変容していく様を導き出す手掛かりとして『江戸切絵図』と『東京名所絵』は欠かせません。本書を見るだけで、現在の東京の下に隠されている「江戸」が鮮やかに浮かび上がります。江戸時代に人気のあった尾張屋清七版『江戸切絵図』全31図を大判(B4)カラーで掲載。歌川広重『名所江戸百景』、小林清親『東京名所図』、鍬形■斎『江戸一目図屏風』、さらに明治11年刊『実測東京全図』と現在の地図も合わせて収録し、江戸時代、幕末、明治そして現代までの「東京」が様々な角度から見えてきます。切絵図の文字が見やすく読みやすい、ビジュアル「江戸散歩」の決定版。
内容説明
本書は尾張屋清七版『江戸切絵図』全31図の集成である。『江戸切絵図』・明治十一年刊「実測東京全図」と各絵図に続く江戸や明治の風景を描いた錦絵から成る。
目次
内桜田之図
外桜田絵図
小川町絵図
番町絵図
京橋南築地鉄炮洲絵図
八町堀細見絵図
日本橋南之絵図
日本橋北之図
本郷絵図
東都駒込辺絵図〔ほか〕
著者等紹介
白石つとむ[シライシツトム]
1943年生まれ。1965年慶応義塾大学経済学部卒業。現在、帝京大学文学部講師、(兼)慶応義塾大学非常勤講師。専攻は書誌学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。