山本周五郎中短篇秀作選集〈3〉想う

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山本周五郎中短篇秀作選集〈3〉想う

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784096772034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

生誕百年の時を超え、今蘇る珠玉の62作品

想い合い、支え合いながら、静かに日々を生きる人々のまるで祈りのような人生の数々。一途に相手を想い、明日を描く…その純粋なひたむきさが胸に迫る佳篇群。『松の花』『その木戸を通って』他15作品収載。

内容説明

どんな苦境にあっても、一途に相手を想う、明日を描く。生誕100年の時を超え、いま新たに蘇る珠玉の作品の数々。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

5
思案に暮れれば相談にと母が きっと幸せに成れるよと兄が 不自由を知らなかった生活 花嫁衣裳で部屋で人が呟く声が 医者を早く 何が起こったのか 急ぎ着替え部屋に横たわる夫に 全て帰ったあと老母が有難うよと 真実の言葉を聞く 御納戸頭が聞き取りに来て帰る 休之助は失策致した 八十金用意出来るかと 花嫁衣裳全て売り足らずを母に 夫に見せた これを届けて欲しいと 屋敷へ行く 暫くして父から離縁状が届く 五十日して沙汰が下る 汚名を受けられ申し訳無いと侍が来た 何と言う強さだ出世したと喜ぶ 夫に頭を下げた 2020/04/08

山内正

4
二年病んで亡くなった弁之助の母 このお顔を忘れない様にと叔母が 父は直ぐに江戸詰めで家を出た 優しかった叔母は機嫌が悪いのかと 一人で何もかも、嫌がってはいけません、武家の子ですからと言われ 寝る前忘れてた母の優しい顔を浮上った 塾の成績も良く剣も学び評判が良い 十一に父から江戸に来いと知らせが 昌平学で学び優秀な成績で上になる 殿の供で帰国の夜父が 叔母を憎く 思うなと諭され 国に帰る 叔母は変わらずにいた 寝間で母に囁く戻りました母上 仏間で由利は 姉上今でも姉上を忘れずにいます もう忘れる事はない 2020/04/09

きゅんちゃんのいもうと

3
一つ一つの主人公に引き込まれて、いろんな人生感じました。2022/04/07

山内正

3
良人安倍休之助二百石に 今夜嫁ぐ ざわざわした人の出入りに もう戻る筈と声が 早く医者を 何が起こったのか 大藪の所で倒れてたと声に この方が良人だと 医者の横で 礼を言いたいが貴女の手で八十金 調えて欲しいと頼んだ 御納戸頭へ届けて欲しいと 良人と姑に気付かれ無い様金の工面をし  ある日新十郎と名乗る侍が 泣く様に言わせて欲しい 全てが明るみに曝け出される日が 今日か明日かと 其処許が全てを こんな事があるだろうか 貴方か立ち直ったと知り無駄じゃなかったと良人 こんなにも深い心で生きられる ものだろうか2022/03/06

山内正

3
父の手紙を持ちお石が家に 五歳の黒い女の子が 遊びに来る子が墨丸と渾名を付け 部屋にお石が来て文鎮を貸して欲いと 寺の習いで一首詠んた下に墨丸と名があった 陰口を平気ではいられなかったろう悪い事をした 琴を教えた師が音の合間の前と後を掴む才能は特殊な物だと 娘達の集まる庭にお石は際立って 美しいと見ていた 未練なく去るお石に解らぬまま 妻を貰い三人の子を産み死んだ 五十になり海道を東へ登り 芒の庭に出たお掛け遊ばせと婦人に見覚えある顔だと お石ではと声が出た これを覚えていらっしゃいますか 文鎮を出す 2022/01/21

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