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出版社内容情報
マリリン・モンローやスープ缶、ドル札など、身の回りのありふれたイメージを芸術作品に変えたポップ・アートの旗手ウォーホル。「現代の神話」と化した「20世紀最後の巨匠」のすべてがわかる決定版画集。
林 卓行[ハヤシ タカユキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
329
アンディ・ウォ-ホルで即座に思いつくのは、マリリン・モンロー(表紙)、キャンベルのスープ缶、コカ・コーラのボトルといったところだろうか。もっぱらルネサンス(+一部のバロック)美術を偏愛する身には、どう評価していいものやらわからない。例えば、キャンベルのスープ缶はハインツのケチャップ瓶ではいけないのか?あるいは、それだってかまわないのか。かまわないような気がするが、もちろん全く確信があろうはずもない。ウォーホルの絵がカフェの壁に飾ってあれば、まあそんなものかなと思う。でも、自分の部屋にぜひ欲しいかは疑問。2023/04/06
haji
1
▼ポップ・アート入門編。▼(キーワード:大衆/大量消費社会/マスメディア/イメージ/表面/複製/反復/死)▼例えば表紙のマリリン・モンローの作品。広告から切り取られた彼女のこの笑みは、シルクスクリーン(印刷技術のひとつ)によって…色を変えながら…繰り返し何枚も刷られる。それは、マスメディアによって反復され、消費されていった彼女自身のイメージと重なる。▼と、このようにアンディ・ウォーホルがいかに「上手い」美術家であったかを知ることが出来る一冊。もちろん、モダン・アートの入門編としてもおすすめ。