出版社内容情報
室町から江戸時代まで庶民が熱中した「座の文芸」の真髄。
連歌・俳諧は室町から江戸時代にかけて、「座の文芸」という一種の大衆文学として、庶民に普及しました。その中で、たとえば、連歌では、連歌の祖と言われる二条良基、あるいは、宗祗、聴雪、紹巴などのプロの一流連歌師が活躍したのです。また、俳諧でも、貞徳、宗因、西鶴、蕪村など、多くの俳諧師が世に出ました。本書では、連歌から俳諧への流れを追いつつ、時代を代表する作品を網羅しました。当時の庶民の風雅、ユーモア、人間観察の鋭さが自ずと浮き上がってきます。
金子 金治郎[カネコ キンジロウ]
著・文・その他
暉峻 康隆[テルオカ ヤスタカ]
著・文・その他
雲英 末雄[キラ スエオ]
著・文・その他
加東定彦[カトウサダヒコ]
著・文・その他
内容説明
連歌の祖・二条良基から宗祇、肖柏、宗養ら一流連歌師、また、俳諧では、貞徳から宗因、西鶴、蕪村まで、各時代の代表作品を網羅。付合文芸の真髄を凝縮。
目次
連歌集(文和千句第一百韻;姉小路今神明百韻;水無瀬三吟百韻;湯山三吟百韻 ほか)
俳諧集(哥いづれの巻(貞徳翁独吟百韻自註)
紅梅やの巻(紅梅千句)
蚊柱はの巻(蚊柱百句)
花にきてやの巻(西鶴大句数) ほか)
著者等紹介
金子金治郎[カネコキンジロウ]
1907年、長野県生れ。広島文理科大学卒。中世連歌文学専攻。広島大学名誉教授。1999年逝去
暉峻康隆[テルオカヤスタカ]
1908年、鹿児島県生れ。早稲田大学卒。近世文学専攻。早稲田大学名誉教授。2001年逝去
雲英末雄[キラスエオ]
1940年、愛知県生れ。早稲田大学卒。近世文学・俳文学専攻。早稲田大学教授
加藤定彦[カトウサダヒコ]
1947年、愛知県生まれ。早稲田大学卒。近世文学・俳文学専攻。立教大学教授
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