落窪物語・堤中納言物語

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  • サイズ A5判/ページ数 574p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580172
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

内容説明

恋しい気持、いじめの衝動はいったいどうして起きるのか。浮気に人違い、幽閉に略奪、虐待、覗き見、復讐戦。千年前の風変りな恋物語。

目次

落窪物語
堤中納言物語(花桜折る少将;このついで;虫めづる姫君;ほどほどの懸想;逢坂越えぬ権中納言 ほか)

出版社内容情報

「落窪の君」と名づけられ、継母の冷遇に堪えていた姫君が、貴公子に救出されて幸せになるという、恋あり復讐ありの平安初期作品と、「虫めづる姫君」ほか、機知に富んだ十編の異色の恋愛短編からなる平安後期作品。

清少納言も楽しんで読んだという『落窪物語』は、娯楽に徹した平安時代の継子いじめ譚。継母から落ちくぼんだ部屋をあてがわれ、「落窪の君」とあだ名された姫君が、美しさと心根の優しさで貴公子の愛をつかむ筋立てはシンデレラ物語そのものだが、本書のほうがペローやグリム童話より七、八百年も前に成立している。しかも魔法に頼らず、どこまでも現実的な描写は説得力に富み、待女あこきの活躍や貴公子による継母への復讐戦なども痛快である。最後まで底意地の悪さを発揮する継母は滑稽ですらあるが、いまだにいじめの問題から解放されずにいる現代人の陰画ともみえる。 『堤中納言物語』は、平安後期以降の成立といわれる十編の短編物語集。他愛ない恋にはじまって、浮気や人違い、一風変わった姫君に起きた恋愛騒動や、遂げられぬ恋愛の悩みなど、恋の諸相が各編に描かれる。