出版社内容情報
小島 憲之[コジマ ノリユキ]
著・文・その他/翻訳
木下 正俊[キノシタ マサトシ]
著・文・その他/翻訳
東野 治之[トウノ ハルユキ]
著・文・その他/翻訳
内容説明
頭注+原文+現代語訳。「三段組の古典」決定版誕生。基本的作品を網羅。権威ある執筆陣、最新の研究成果。
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感想・レビュー
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たんたんx
12
小学館の万葉集第3巻。この巻は、ほとんどが〈よみ人しらず〉の歌のようだ。相聞歌が苦手だが、今回は頑張ってがっつり読んでみた。一般民衆の歌が多い為か、表現もあからさまというか、率直過ぎるというか・・・◆おして否と 稲は搗(つ)かねど 波のほの いたぶらしもよ 昨夜(きそ)ひとり寝て ◆あえて「いな」と、稲をついているわけではないわ。<波のほの>気も荒れるわよ、ゆうべ一人きりで寝て ◆<波のほの>は枕詞。おして否と---このイナは男の求めを拒んで言う言葉、稲搗きからの連想。 →2016/08/03