出版社内容情報
滑稽・諷刺の小説と詩歌による一集。「黄表紙」は、世相風俗の誇張や時事の茶化しを旨とする近世後期の絵入り小説、「金々先生栄花夢」などを収採。「川柳」はうがちやもじりを生命とし、「狂歌」にはパロディー化するものが多い。
感想・レビュー
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kenitirokikuti
5
図書館にて。1971年刊行。小学館の日本古典文学全集46「黄表紙 川柳 狂歌」(第9回配本)。さらっと撫でただけ。上方・京阪に対して、江戸の文化が独自の風を見せるようになむたのは18世紀中盤から。享保の改革よりあと、でいいのかな▲権威主義体制下の民衆の、威圧され自粛を強いられることへの適応として生じる排外的な優越感情、無意識的な禁忌の避けかた、といったものは後の帝国日本によく現れるが、やはり江戸城下に誕生したものだろう、と思うのだった2021/10/19
つゆ草
1
ボリュームがすごい。ところどころ流し読み。2022/06/13