出版社内容情報
武家における男色の純粋性を追求し、歌舞伎若衆の職業としての男色の哀切とそれを越えた時の精神美をみごとに描いた傑作。 巻末付録・男色から衆道へ
恋に、商いに、義理に?時にはモラルをも無視して必死に生きる武家、町人、そして女たち……。その赤裸々な姿を大胆に描きつくす西鶴の世界は、現代人の心にも通じる。“近代小説の祖”ともいわれる西鶴の全小説二十四編を、初めて現代語に完訳。訳文は流麗で親しみやすく、簡明な脚注をつけ、原本の挿絵も完全収録。
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- 和書
- しょうせつ こどなのくに