海と列島文化 〈第10巻〉 海から見た日本文化 大林太良

海と列島文化 〈第10巻〉 海から見た日本文化 大林太良

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  • サイズ A5判/ページ数 613p/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784096270103
  • NDC分類 210.08
  • Cコード C0321

出版社内容情報

中国や朝鮮半島をはじめ、オホーツク海から南シナ海さらに南太平洋までつながる人と文化の交流の歴史を、考古、交易、漁撈、建築、民俗などの各分野から多面的に追い、黒潮の流れとともに東アジアの海域世界がもたらした海洋文化を明らかにする。海を媒介に広く世界と結びついていた、開かれた列島の姿を浮き彫りにし、日本文化の多様性をさぐる。

内容説明

東アジア海域世界の交流史から列島を俯瞰し、日本文化の多様性を浮き彫りにする。

目次

序章 日本の海洋文化とは何か
第1章 海と島の考古学(北の海の考古学;琉球弧と南シナ海)
第2章 漁撈技術と社会(海の生態学―資源と漁撈;銛漁―環太平洋的視点;カツオをめぐる習俗;列島の捕鯨文化史;サバとニシンのシンボリズム)
第3章 海域世界の歴史(海の道と日本列島史;太唐米に海域世界をみる;小左衛門と金右衛門―地域と海禁をめぐる断章;日露・日ソ関係と日本の北辺―国家関係と民衆)
第4章 東アジアと日本の海洋文化(日本の伝統的船舶の系譜;建築をとおしてみた日本;漁民の社会と信仰―日本と中国の比較を軸に)