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絵画と歴史で解き明かす決定版『古事記』の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096263204
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

『古事記』の全体像がよく解るビジュアル本

本書では、まず、梅田紀代志氏の細密な歴史画と簡潔なあらすじによって、『古事記』の全体像をビジュアルに紹介します。さらに、それを踏まえて、第一線の古代史学者である武光誠先生の監修と執筆により、近年の歴史学・考古学の成果を踏まえ、『古事記』執筆の意味なども含め、『古事記』とそれに関連する古代史のさまざまな謎に迫ります。
『古事記』については、近年、文学としてだけではなく、歴史書としての側面の研究も進んでいます。『古事記』は、その時の王統の正当性を示すために編まれたものであり、そこには、作為が加えられていると考えられますが、全くの虚構だと断ずるのも誤りでしょう。誇張や粉飾や辻褄合わせがあったにせよ、そのもとになる歴史的背景があったはずです。本書では、個別な「謎解き」とまとまった「章末解説」などにより、そうした問題を解き明かし、新たな『古事記』像を示します。
『古事記』の世界がよみがえるとともに、『古事記』にまつわる「謎」を読み解く楽しさも味わえる画期的な本として、入門者にも古代史ファンにも魅力的な本になっています。

第1章 創世神話の時代

第2章 国つ神から天つ神の時代へ

第3章 英雄伝説の時代

第4章 統一国家の成立へ

内容説明

『古事記』1300年、ここまでわかった古代人の心と日本の成り立ち。

目次

第1章 創世神話の時代(伊邪那岐命と伊邪那美命の二神が現れ、大八島を生み落とす;伊邪那岐命と結ばれた伊邪那美命、火の神を生んで黄泉国へ ほか)
第2章 国神から天神の時代へ(大国主神、鰐に丸裸にされた稲羽の素兎を助ける;大国主神、八十神の責め苦を受ける ほか)
第3章 英雄伝説の時代(神倭伊波礼毘古命、日向を発して東征の途につく;熊野に上陸した東征軍は、八咫烏の案内で大和へ入る ほか)
第4章 統一国家の成立へ(神功皇后、神意に従って新羅に遠征し、臣従させる;応神天皇、渡来系氏族を受け入れ、大陸の文物や技術を導入する ほか)

著者等紹介

梅田紀代志[ウメダキヨシ]
1940年生まれ。歴史画家。CM制作会社でアニメーション制作に従事したあと、イラストレーターとして独立。少年雑誌の挿絵や図鑑の標本画などを中心に活動し、その後、歴史画に転じ、図書館向け書籍、歴史資料集などを舞台に活躍

武光誠[タケミツマコト]
1950年生まれ。東京大学人文系大学院国史学博士課程を修了。現在、明治学院大学教授。文学博士。日本古代史を専攻し、歴史哲学や比較文化的視点から幅広い歴史関係の執筆を展開、日本の思想・文化の研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

喪中の雨巫女。

10
《私‐図書館》日本神話は、歴史を物語にして伝えたものだったのね。2013/03/31

かなた

6
武力による侵略でなく、交易のために同盟関係を結んでいって国ができた。こうやってできる国は珍しく、日本っていいなと思う。日本の歴史は神話に始まり、今もなお続いている。約2600年たった今も世界最古最長の王朝である日本という国は存在している。我々は神話の中に生きているのである。2020/08/27

脳疣沼

2
意外と重要な絵画。キリスト教でも聖書に関連して豊富な絵画が存在して、それぞれがイメージを豊かにしてくれる。古事記もそうあるべきで、本書の絵はとても良い。解説も割と詳しく良い入門書。2017/01/20

AShi

1
絵があるから、イメージしやすい。2018/04/07

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