出版社内容情報
ミイラ状で発見された被葬者は鎌足だった!
昭和9年大阪阿武山の京都大学地震観測所裏で古墓が発見された。乾漆棺に納まり、金糸を纏ったミイラ状の遺体が出てきたにもかかわらず、不敬罪の名のもとに再埋葬されてしまった。それから半世紀、僅かに残されたX線写真を手がかりに、その被葬者が大化改新の立役者の一人、藤原鎌足であることをつきとめた。日本歴史の表舞台に立っていた人物に迫っていく、手に汗握るドラマを記録!
内容説明
考古学に導入された科学のメスによって、半世紀前に残された映像から、さまざまの新事実が判明した。古墳の被葬者は果たしてほんとうに、藤原鎌足なのだろうか。
目次
蘇った古代の木乃伊―藤原鎌足(牟田口章人)
阿武山古墳X線写真研究会報告
古代史の謎をとく画像からの情報(坂田俊文)
被葬者の遺骨について(池田次郎)
副葬品からの考察(猪熊兼勝)
阿武山古墳の織物(松本包夫)
藤原鎌足の墓所について 直木孝次郎
あとがき―証拠のある鎌足説へ(小野山節)
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- 和書
- 異世界の勇士 徳間文庫