出版社内容情報
自分史の運動、自由民権思想研究を通して出会った人々を民衆史の視点からとらえ、時代状況と歴史的事件を織り込みながら綴る現代日本文化論。
内容説明
近代史家の著者が“自分史”運動を実践しながら、民衆の生活の場に視点をすえて展開する日本文化論、草の根からの日本人論。著者は民衆の一人として、歴史をつくり支える役割を語りかける。
目次
北の大地、南の島
東北人論
風土と人間(関東の風土と人間;秩父蜂起をめぐる民衆群像;埋もれた庶民の友、橋本義夫;湘南地方人格ノ第一人者、平野友輔;烈々たる反逆・抵抗の精神、坂本清馬)
流域の社会史(水俣川流域の社会史;下田善吾と不知火海“漁民暴動”;水俣の語り部・前田千百を悼む)
めぐりくる8月15日に