黄金の世界史

黄金の世界史

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096260579
  • NDC分類 204
  • Cコード C0022

出版社内容情報

太古より人々を魅了し欲望を駆り立てた黄金。そして数々の国家の栄枯盛衰を支配した黄金。歴史を動かす原動力ともなった「黄金」をキーワードに時代を読み解くユニークな世界通史。写真・図版を多数収録。

 人類は太古の昔より「黄金」に不変の価値を見出し、神聖なものとして祀りさえしてきました。人々を魅了し、欲望を駆り立ててきた「黄金」、紛争の種や悲劇の原因になることも少なくありませんでしたが、黄金文明の成立・新大陸の発見・ゴールドラッシュなど、ときとして世界の歴史を動かす大きな原動力にもなりました。ある場合は「黄金」を獲た者が「権力」の座につき、またある場合には「権力」を獲た者が「黄金」をかき集めました。「黄金」の移動と「権力」の移動は密接に関連していたのです。 そこで、本書では、「黄金」に焦点をしぼって世界の歴史を読み解こうと考えたのです。『図説インカ帝国』などの著書で知られるラテン・アメリカ史の泰斗、増田義郎東大名誉教授が、多年にわたる研究と学識をもとに読みやすい文章で書き下ろし、ユニークな世界通史になりました。 また、32ページのカラー口絵をはじめ多数の写真・図版により、ヴィジュアルな面からも「黄金」の魅力を紹介するとともに、ていねいに脚注を補い、だれにでもわかりやすく、楽しめるようにしました。

内容説明

太古より人々を魅了し欲望を駆り立てた黄金。そして数々の国家の栄枯盛衰を支配した黄金。金本位制崩壊後の不安定な世界経済もふまえ、いま、歴史上で黄金の果たした役割を問う。

目次

プロローグ 黄金文化の探求
1 古代の黄金
2 地中海世界とインド洋世界
3 世界貿易の拡大時代
4 地中海から大西洋へ
5 大西洋時代
6 近代の黄金
エピローグ 現代の黄金