内容説明
本当に“戦後”は終わったのか?人文学の叡知を結集し、いま問い直す。
目次
第1章 カストリ雑誌の末裔―『小説春秋』を読む
第2章 “労働”の発見―映画集団「青の会」とスポンサード映画の超克
第3章 詩を書く銀行員たち―『銀行員の詩集』試論
第4章 開発と「公共性」―中上健次『熊野集』「海神」
第5章 吉行淳之介と中間小説―転換点としての『すれすれ』
第6章 歴史の所在/動員されるホモエロティシズム―大江健三郎「われらの時代」にみる戦争の痕跡
第7章 「沖縄問題」というブラックホール―南方同胞援護会と大浜信泉を軸として
著者等紹介
坪井秀人[ツボイヒデト]
国際日本文化研究センター教授。日本近代文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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