出版社内容情報
一九四一年十二月、真珠湾奇襲。北極海からアフリカまで、地球は血みどろとなった。そしてスターリングラードのドイツ軍壊滅、イタリアの無条件降伏と、歴史は激しく揺れ動く。
第二次世界大戦の終結以来、すでに四半世紀以上がたちました。その間、わが国においても数多くの戦史が出版されましたが、いずれも太平洋戦史に限られ、また懐古的、逸話的、軍事的興味に走りがちで、大戦を真にグローバルな視野でとらえたものはありませんでした。本書は、次第に薄れようとしているあの大悲劇の全容を、正確に記録し、明確な歴史的位置づけをもって構成に伝えようとするものです。そのため、戦後いち早く大戦史に取り組み、世界の歴史学界においても指導的な地位を得ているフランスの、代表的なジャーナリズム二社との共同編集で、数年間にわたりデータの確認、写真の選択などにあたりました。第二次世界大戦の全貌をあますところなくとらえた、最初にしておそらく最後の歴史的出版です。
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