出版社内容情報
文化は、衣食住をはじめ暮らし全般にかかわる。本書では、現在の我々の文化の源流を江戸時代に求め、日本独自の文化がどのように形成されたかを解明する。俳諧・歌舞伎・浮世絵といった江戸時代に花開いた文化も、日本の古典と中国の文化が不可分に結びつきつつ創造された日本独自の文化である。こうした独自の文化の創造の過程を、まず庶民がどのような暮らしをしていたのか明らかにし、次に文化の享受者である庶民の視点に立って文化全般をみていくという画期的な方法論による日本文化史である。長い平和の世の中で、庶民が享受し親しむことが出来た文化を鮮やかに描きだし、今に続く日本文化の源を描いた1冊である。
青木 美智男[アオキ ミチオ]
著・文・その他
内容説明
歌舞伎に旅にと庶民はいかに文化を楽しんだのか。江戸の文化をひもとけば今の暮らしが見える。歴史が未来を切り拓く。
目次
はじめに 江戸時代における庶民の生活文化
プロローグ 無事と士農工商の世
第1章 ねぐらから住まいへ
第2章 暮らしを潤す
第3章 学ぶ、知る
第4章 文具をつくる、文を書く
第5章 知と美を広める
第6章 食べる、着る
第7章 浮世の楽しみ
第8章 旅への誘い
エピローグ 『ごんぎつね』と環境歴史学
著者等紹介
青木美智男[アオキミチオ]
専修大学史編集主幹。1936年福島県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は日本近世史。近世の文学作品をもとに、時代像を描く。これまで小林一茶・式亭三馬・為永春水などの作品を読み、そこに描かれている世界から、おもに近世後期の時代像を鮮明にしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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