出版社内容情報
歴史を裏づけ、ぬりかえていく新発見、新発掘。その評価を一人一巻責任執筆した15年ぶりの通史。社会史・生活史などに視点をあて、日本人の生活の細部を描きます。現地取材の成果をいかして、世界史的な視野で日本をとらえ、その独自性と共通点に注目。さらに地方史を大幅に重視しています。
ヒトは、いつごろ日本列島に住みついたか?旧石器時代は日本に存在したか?縄文・弥生時代の社会の仕組は?原始日本に関する数々の疑問に、新しい発掘の成果と、科学技術の利用、世界の民族例との比較によって答える。分りやすい表現と豊富な実例、大胆な推理で原始日本の実像の解明に挑戦する。15年ぶりに刊行される日本歴史の通史のシリーズの第一巻として、日本人必読の書。
内容説明
縄紋人の抜歯の風習、ナウマン象の脂肪酸分析から分かったことは?豊富な考古学情報と、最新の科学技術が解き明かす原始日本の実像。謎解きに挑む考古学は、推理小説より面白い。
目次
いつから日本人か
岩宿時代の日本
石の刃の威力
土器と弓矢とイヌと
山の幸
海の幸
縄紋人と現代人
住まいと環境
冠婚葬祭
米の文化
鉄と青銅の世紀
邪馬台国前後
日本人の誕生