出版社内容情報
20世紀が生んだ世界的版画家、棟方志功。今年はその生誕100年にあたります。本書はそれを記念して、さまざまなエピソードに彩られたその人生と、作品群を紹介するものです。棟方には、その人柄ゆえに楽しげなイメージがありますが、じつは彼は人一倍の苦悩と孤独を抱えていました。しかし、多くの人に支えられながら、人間に対する愛情にあふれた作品をつぎつぎと生み出したのです。 今年は全国10カ所以上で展覧会が開かれ、関連イベント・映画も予定されています。この記念すべき年に、棟方の人生と画業を今一度振り返り、与えられたいのちを限りなく燃焼させたひとりの人間の軌跡をたどります。
棟方 志功[ムナカタ シコウ]
監修
内容説明
愛情豊かで活力に満ちた一生と生きる喜びにあふれる傑作群から、人間・棟方志功が浮かび上がる。
目次
板画を遊ぶ―作品第一部
棟方志功ものがたり1 わだばゴッホになる
棟方志功ものがたり2 大切な人たちとの出会い
板画を遊ぶ―作品第二部
棟方志功ものがたり3 大きく世界に羽ばたく
棟方志功ものがたり4 一生、板画の道をまっしぐら
棟方志功・年譜
棟方志功をめぐる旅・富山県福光町
棟方志功の作品が見られるおもな美術館