ショトル・ミュージアム
井上ひさしの大連―写真と地図で見る満州

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096060629
  • NDC分類 222.57
  • Cコード C0326

出版社内容情報

「東洋のパリ」と称され、激動の時代に開花した国際都市・大連。劇作家・井上ひさし秘蔵の貴重な写真と地図をもとに満州と大連の歴史を解明し、日本人がつくりあげた「満州」と「日本人」像を浮かび上がらせる。巻頭文「大連は夢の都」は井上ひさし執筆。

 脚本家・井上ひさしの代表作の一つに「連鎖街のひとびと」がある。この作品作りのために作者は当時の満州・大連の写真や地図を買い求めた。禁じられながら、密かに夢と思い出を隠し持ってきたものを分けて貰ったのだ。 「五族協和」「王道楽土」などのスローガンのみならず、満鉄、開拓、満映、建築など日本人が持ち込んだものは、当時の日本人が追い求めた夢と希望であった。これらの思い出いっぱいの写真を一挙大公開する。もちろん井上ひさしの満州に対する思いこみたっぷりの新原稿もあり、日本近代史の一面も学習でき、現在の大連市街観光の好伴侶ともなる一冊である。

内容説明

「東洋のパリ」と称され、激動の時代に開花した国際都市「大連」…満州を舞台に追い求めた日本人の夢とは何だったのか。秘蔵の写真と地図で見る井上ひさしの昭和史。

目次

1 大連の歴史―ロシアと日本と中国と
2 満州の表玄関・大連―夢の大陸、その第一歩
3 大連市街・大広場―今に残る代表的な建築物
4 大連から満鉄に乗る―満州地方の一大拠点
5 敗戦・引揚前の収容所―難民になった日本人
6 観光都市・大連―21世紀の「北海の真珠」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいこ

17
満州時代の大連の写真など。道が広くて馬車とか写っていて、興味深かったです。この時代から、大連の道は舗装されていたんですね。2018/01/20

ダージリン

2
満州の写真をあまり見る機会がなかったので大変面白かった。今年で戦後70年になるが、満州の記憶は風化していく一方。当時の満州経営の実態は分からないが、夢を託された場所であったことは確かだろう。2015/08/02

dahatake

1
文字数は少ないが。1920年くらいの満洲国あたりの大連の街並みの様子がよくわかる写真集。 ロシア帝国が作ったパリ中心部を模倣したかの様な街並みは、当時の日本人に先進性を感じさせるには十二分だったと想像しやすい。人が映っている写真はいい。人の営みはいい。カラー化したものも見てみたい。2022/07/17

Kazunori Ishizu

1
父が生まれ育った大連について知りたく。当時は夢の都だったんだ。写真がたくさん載っており大体イメージがつかめた。2021/06/12

Gen Kato

1
すばらしいというほかない資料収集力。わかりやすく整理された自筆の地図に感服。決して消せない、繰り返してはならない歴史を踏まえつつ、行ってみたくなりました、大連。2015/07/01

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