出版社内容情報
18世紀半ばから19世紀初めのヨーロッパは産業革命とフランス革 命の大転換期を迎える。 美術においても古代ギリシア・ローマに規 範をおく新古典主義が台頭し、ダヴィッド、アングル、グロ、プリュ ードンなどの画家、カノーヴァ、トルヴァルセンなどの彫刻家が活躍 した。その他、スペインの巨匠ゴヤ、イギリス、アメリカ、ドイツ、 ロシア、東欧などの新古典主義美術を総まとめする。
鈴木 登紀子[スズキ トキコ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
277
冒頭に登場するのはジャン=バティスト=マリー・ピエール。これまで全く知らなかった画家だが、その様式はまさに新古典主義そのものという風(少なくても私が思う)である。続く何人かも知らないのだが、これらも同様である。そして、やおら登場するのがダヴィッドとアングル。精緻な絵だとは思うし、時としてアングルのオリエンタリズムに幻惑されそうにもなる。だが、これらはやはりいかにもサロンの絵である。反発したくなる頃にゴヤの絵。私の感覚では、このあたりからが近代である。油彩もモノクロの「カプリチョス」も鬼気迫る。2024/02/19
KAZOO
107
この巻にはダヴィッド、アングル、ゴヤ、ウィリアム・ブレイクなどの絵が収められています。とくにダヴィッドは肖像画が多く有名なナポレオンの肖像画がいくつかあります。ブレイクの宗教画のような感じのものも好きです。ゴヤもかなり大きな折り畳みの絵で堪能できました。2017/02/07
へんかんへん
2
ダヴィット、アングル、ゴヤ、辺りがガチ 模写しようかなぁ2014/09/05