出版社内容情報
マザッチョ、ボッティチェリ、フラ・アンジェリコの絵画、ブルネッ レスキ、アルベルティの建築、ギベルティ、ドナテツロの彫刻など、 フィレンツェを中心に花開いたイタリア初期ルネサンスの巨匠たちの 芸術を世界各地に取材。カラー227点、モノクロ239点。 なか でもイタリア全土の美術作品は、修復の成果にめざましいものがあ り、その修復後の作品を新規撮影して収録。
佐々木英也[ササキヒデヤ]
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森田 義之[モリタ ヨシユキ]
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内容説明
人類の美術遺産14,000点を全28巻に集大成。絵画、彫刻、工芸品、建築などを時代別に編集。巨匠130人は、個人全集に匹敵する作品を紹介。最新の修復成果を撮影し、鮮明なカラーで再現。本巻はフィレンツェを中心とした初期ルネサンスの巨人による代表作460点を収録。マザッチョ、フラ・アンジェリコ、ボッティチェリの絵画ドナテッロの彫刻とブルネッレスキの建築など。
目次
序論 初期ルネサンスの美術と社会
第1章 15世紀の建築
第2章 15世紀の彫刻
第3章 マザッチョと15世紀初頭の画家
第4章 フラ・アンジェリコとフラ・フィリッポ・リッピ
第5章 パオロ・ウッチェッロとアンドレア・デル・カスターニョ
第6章 ギルランダイオと15世紀後期の画家
第7章 ボッティチェリ
第8章 シエーナ、ウンブリア、マルケの画家
テーマ特集(15世紀における遠近法の展開;中部イタリアの素描;システィーナ礼拝堂側壁壁画;工房のシステムと組合)
作品解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
264
イタリア・ルネサンスⅠの巻頭はフィレンツェのドゥオモ。まさにルネサンスの幕開きに相応しい偉容である。そして15世紀初頭の絵画を代表するのはマザッチョ。次いではフラ・アンジェリコの登場である。さらにはフィリッポ・リッピ。このあたりまで来ると中世絵画はすっかり影を潜め、まさにルネサンスの開花を見る思いがする。そしてギルランダイオの後は、いよいよボッティチェリ。真打の登場である。まだ続刊ではミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエロ等が控えているのだが、既にして百花繚乱の様相を呈している。2023/08/07
KAZOO
114
この巻から3巻はイタリア・ルネサンスの作品が中心です。最初のこの巻は15世紀のフィレンツェを中心に花開いた初期ルネサンスの作品が紹介されています。フィレンツェの建築物や彫刻、絵画がありとくに絵画では私の好きなフィリッポ・リッピの作品が掲載されています。ポッティチェリも素晴らしく堪能しました。2017/01/22
kaz
1
豊富、かつ大きな図版が嬉しい。紹介されているのは、15世紀のフィレンツェを中心とした初期ルネサンスの美術。15世紀の建築(フィレンツェの大聖堂)、15世紀の彫刻(ドナテッロ、ヴェロッキオ等)、15世紀~16世紀初頭の画家(マザッチョ、フラ・アンジェリコ、フラ・フィリッポ・リッピ、フィリッピーノ・リッピ、ピエロ・ディ・コジモ、ボッティチェリ等)。時代が移るに従って、絵画の写実性が高まっていくのが面白い。2021/01/12
へんかんへん
1
ヴァザーリとか2014/10/02