完訳日本の古典<br> 謡曲集〈2〉風姿花伝

完訳日本の古典
謡曲集〈2〉風姿花伝

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  • サイズ B6判/ページ数 466p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784095560472
  • NDC分類 912.3
  • Cコード C1393

出版社内容情報

(小山弘志・佐藤喜久雄・佐藤健一郎・表 章)

絶世の美女とうたわれた小野小町が、年老い、落魄した身の上を語る「卒都婆小町」、安達ヶ原の鬼女伝説に材をとった「黒塚」など14名曲と、世阿弥の「風姿花伝」を収録します。また、豊富な舞台写真のほかに、参考として『天津賢』を翻刻して掲載します。これは、能の演技についての指南書「手付」の一つで、「舟弁慶」のシテ方についてのもの。幕末期の宝生流の演出を示しています。

目次

四番目物(2)
切能
風姿花伝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itsumiKshi

1
風姿花伝は何度読んでも面白い。花は秘するからこそ花なのだ、など、能だけでなく、人生論みたいに読める。卒塔婆小町はあまりに哲学的な問答。「藤戸」は、領主の前に、以前口封じに切り捨てた人物の親が現れる。延臣が、鳴らないはずの鼓を老人に渡し、「これを鳴らすことができれば片思い相手への思いを叶えてやる」と言い、案の定鳴らせず老人が恨みながら自殺する「綾鼓」など、えぐい話が多い。世の中理不尽。でも、この世は仮の宿。2020/05/07

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