出版社内容情報
大爆笑の上方落語2席が、いよいよ登場!
大好評発売中の、第1巻(『代書』『つぼ算』)、第2巻(『一人酒盛』『どうらんの幸助』)に続く第3巻は、既刊に勝るとも劣らない大爆笑の2席『宿替え』と『こぶ弁慶』を収録。どちらも上方落語ですが、『宿替え』は東京でも『粗忽の釘』としてよく演じられるおなじみの噺です。『こぶ弁慶』は、東京ではほとんど掛からない上方落語。お伊勢参りを済ませ大阪に帰る道中の話から、壁土を食べる奇っ怪な男の話へと進み、弁慶まで登場するという、あまりにも奇想天外な展開の噺です。噺のオチも枝雀オリジナル。枝雀落語の真骨頂を堪能出来る一席です。
このシリーズは、大阪朝日放送「枝雀寄席」での放映以降、訳あって長く封印されていた高座10席が、ついにDVD解禁されたもので、これまで見たことのない枝雀が、動き回り、喋りまくります! 封印されていた訳は、第1巻の書籍巻頭で解き明かされています。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/shijakudvd/
第1巻、第2巻をまだご覧でない方には、是非とも合わせてご覧いただきたい、これまでで一番面白い枝雀落語です。
小学館[ショウガクカン]
著・文・その他
目次
枝雀と私 第3回(みうらじゅん)
高座解説 宿替え(小佐田定雄)
速記 宿替え
高座解説 こぶ弁慶(小佐田定雄)
速記 こぶ弁慶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
14
枝雀落語と言えば、そのアクションに触れないわけにはいかない。「宿替え」は、そんなアクションを堪能できる一席だ。落語なのに、ほとんど座っていない。オーバーな動きに、カメラがまるで追い付けず、フレームからもはみ出してしまう。しかし、そんな派手なアクションがあるからこそ、宿替えをする主人が荷物を運び出す、その光景が自然と眼前に広がっていく。枝雀の落語は、噺家と観客の境界を曖昧にする。まるで落語の世界に立ち会っているような、いや、そこに住んでいるかのような、そんな感覚に陥るのだ。2014/08/26
あのこ
0
面白いからずっと見てたいけど、ずっと見てるとすごく疲れる。2014/09/23
kiiseegen
0
本巻の「宿替え」は少し大人しく感じた気がしたが同じ話でも毎回違って聴けるのが落語の妙味。「こぶ弁慶」は大全版より面白く感じた。喜六、清八の掛け合いは最高! 何時も沈んだ心の洗濯は枝雀師匠演じる喜六が特効薬。満足の二席・・・。2013/02/28
釈聴音
0
「こぶ弁慶」のサゲは他の録音とも異なる独自なもの。所々枝雀師が「素」に戻って解説をしているのも面白い。「宿替え」のおやっさんとおかみさんのコンビ芸(笑)秀逸。2013/02/26
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