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出版社内容情報
多面体にきらめく、「彼女」たちの物語。
『LOVE MY LIFE』『愛の時間』と、現代の多様な愛の形を、繊細に大胆に描き続ける唯一無二の個性、やまじえびね。
ポップ&ディープ、キュート&ダークな、その他面体の魅力を一冊に凝縮した、待望の作品集!
最新長篇作『レッド・シンブル』第1巻と同時発売。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
6
古本で購入。5編の短編を収録。『ナイト・ワーカー』の毒気を浴びた後だと、どことなく爽やかさを感じてしまうが、性暴力や性被害など、これ見よがしにストーリーに絡まないものの、ネガティブな要素が見え隠れする。いや、隠れてはないか。…つまり、明るく笑えて和むような展開では決してない。ただ、「傷」に向き合い、乗り越えて進もうとする登場人物の姿勢からは、「こういうことはよくないよね~」と短絡的に糾弾する内容よりかは、さらに強く読者に考えることを要求しているようにも感じられた。色々書いたが、マンガとしての完成度は高い。2022/06/06
たこい☆きよし
3
紙版では入手が間に合わず、hontoの電子書籍にて。収録作中、真面目、平凡なよい子のヒロインがちょっと踏み出すきっかけを描いた「ダディ・アンド・ミー」「しょっぱいフレンチトースト」が清涼剤的に配置されつつ、少女期の性のトラウマを持った女性同士がお互いを知って心を解放していく「リラとシオン」、レイプサバイバーの母の息子への複雑な想いを描いた「グッバイ・マイ・ライフ」、実兄からの虐待と実母の無理解に苦しむ主人公をテーマにした表題作まで。収録順も含め、重めのテーマを絵柄と相まってさらっと読ませる短編集。2023/01/20
ミサワ
1
マンガだけど短編小説のよう。ハッピーな話ではないけど絶望でもない。希望がある。ダディ・アンド・ミーはラストが何気ない日曜日の朝という感じがして好き2023/04/30
zoumurasan
1
たんたんとしているようでなんだか動きがあった。どの話も最後は救いがあって良かった。このすっきりとした絵が好きだ。2015/11/14
仲原正裕
0
コミックビームの短編集という事で購入。あのパンチパーマの編集長がどう評価してるか知りたいものだ。静かに切実な話が流れていく。他人が幸せになればいいなと思いながらもどうでもいいなと思う。2016/01/08