小学館DVD book
小津安二郎名作映画集10+10〈06〉彼岸花+東京の合唱

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  • サイズ A5判/ページ数 32p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784094804164
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0874

出版社内容情報

映画「彼岸花」「東京の合唱」

「彼岸花」(昭和33年)は、結婚を控えた娘(有馬稲子)をもつ父親(佐分利信)のゆれる愛情を描いた、小津の初のカラー作品。小津は、この作品について「矛盾をもった人間の在り方を描く」と語っています。
その言葉通り、佐分利信が演じる父親は、友人の娘の結婚話には理解を示すのに、自分の娘の話となると実に頑固。人気女優の山本富士子や、田中絹代、浪花千栄子らベテラン俳優陣との味わい深い掛け合いも見どころです。
「東京の合唱」(昭和6年)は、サイレント映画。会社をクビになった男(岡田時彦)が再起へ向かうまでの物語です。当時7歳の高峰秀子が出演していて、名優の片鱗を見せています。
解説本には、高峰秀子が生前、小津を活写した名エッセイを特別採録。また、映画監督・崔洋一が、小津映画の見どころを語ります。

内容説明

自分の娘の結婚話となると冷静になれない頑固な父親の姿をユーモラスに描く。小津初のカラー作品で、大映のトップスター山本富士子が出演。主役を演じる佐分利信と、脇を固める田中絹代、浪花千栄子ら豪華俳優陣との掛け合いも味わい深い作品(『彼岸花』)。不況下で会社をクビになった男が、家族や周囲に助けられながら再起へと向かう物語。子役時代の高峰秀子(7歳)の貴重な姿も見どころ(『東京の合唱(コーラス)』)。

目次

「彼岸花」の目線
本巻の2作―あらすじ・解説
連載 現役映画人が語る小津映画の見どころ第6回 崔洋一(映画監督)―小津さんが見つめた戦後社会
ロケ地探訪―芦ノ湖(神奈川県足柄下郡)、竹島(愛知県蒲郡市)ほか
特別採録 思い出の小津安二郎第6回 高峰秀子―「人間スフィンクス」
連載 「小津調」とは何か?第6回 カラー・フィルムと小津
連載 小津安二郎・断想第6回 少年の図像学(内田樹)
出演者紹介―名優クローズアップ田中絹代
連載 フランスで愛されるOZU第6回 父親の敗北と娘の未来(ジャン=ミシェル・フロドン)
連載 小津安二郎物語第6回 終戦までの日々
DVDの取り扱い方

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