出版社内容情報
知的すぎる無期懲役囚から教わった成功法則
いじめられ、自信をなくした少女と殺人犯が文通した「真実のストーリー」。
勉強は何のためにするのか?という女子高生サヤカの問いに、
「世の中は楽しいこと、好きなこと、簡単なことばかりではない。そのようなときに、『何にでも平然と取り組める、解決できる、忍耐強く続けられる』という能力を養うための訓練が勉強」
と無期懲役囚の美達大和氏は説く。
したい人、10000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。
いくら頭がよくても、すぐに投げ出す人、ムラのある人、何かをやり遂げたという成功体験のない人は、自分の能力を有効に使うことができない。人間の業績や成果は、頭のいい悪いより、どのように取り組み続けたかということで決まる。
成功の秘訣は、決して派手なことではなく、地味なことである。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の美達大和氏は、刑期10年以上で、犯罪傾向の進んだ受刑者を収容する「LB級刑務所」に服役中の無期懲役囚です。罪状は2件の殺人で、仮釈放を放棄しています。これまでに数万冊を読破、月に100冊以上は読む“本の虫”で、『人を殺すとはどういうことか』(新潮社)、『死刑絶対肯定論』(新潮新書)などの著作があります。この美達氏と、女子高生の山村サヤカ、弟のヒロキ姉弟が文通を読み続けて行く中で、「勉強という一つの行為、取り組みを通して、自分を鍛える大切」さを実感できるようになります。
(はじめに)
私はなぜ、無期懲役囚と文通をはじめたのか(山村友美)
第1章■人が美しく、羽化するために。
イジメにあって、自信をなくしました(サヤカ)
必ず変われます。私が保証します(美達)
勉強は何のためにするのですか?(サヤカ)
成功の秘訣は、地味なことです。(美達)……
第2章■頭の良さとは、何だろう。
勉強しても、一日で七四%も忘れるんですね。(サヤカ)
記憶力はカンタンに上がります。(美達)
ケンカの仕方を教えてください(ヒロキ)
ケンカは物理学です(美達)……
美達 大和[ミタツ ヤマト]
山村サヤカ、ヒロキ[ヤマムラサヤカ、ヒロキ]
内容説明
普通の主婦が、人を殺めて服役中の無期懲役囚と文通をする。しかも、高校生の娘や中学生の息子にも文通を勧めて、その無期懲役囚から勉強法を教わる―。この無期懲役囚、美達大和氏は「あまりにも自分の信念や考えに囚われて、悪いことをしてしまった」と真摯に反省し、自分への罰として、一生出所しないと決めている。刑務所では月に一〇〇~二〇〇冊の本を読み、本の原稿を書くなど、一分一秒も無駄にしない生き方を送る。いじめられ、自信をなくした少女と無期懲役囚の往復書簡から学ぶ、人生で成功するために大切なこととは?
目次
私はなぜ、無期懲役囚と文通をはじめたのか(友美)
第1章 人が美しく、羽化するために。
第2章 頭のよさとは、何だろう?
第3章 死刑でも構わないと思いました。
第4章 九九・九九%の人は、自分に甘いです。
みたっちゃんが僕に教えてくれたこと(ヒロキ)
みたっちゃんと出会って変わったこと(サヤカ)
伝えたかったのは、人生が頭の良し悪しでは決まらないということです(美達)
著者等紹介
美達大和[ミタツヤマト]
1959年生まれ。刑期一〇年以上で、犯罪傾向の進んだ受刑者を収容する「LB級刑務所」に服役中の無期懲役囚。罪状は二件の殺人。仮釈放を放棄している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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三つ編み少女の本棚
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