小学館文庫プレジデントセレクト
高倉健インタヴューズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094700039
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0174

出版社内容情報

日本一の俳優が語る演技、好きな映画と台詞

寡黙でほとんど取材を受けない。私生活も謎のまま。現代の役者・タレントのように「パブリィシティのためテレビ出演」など一切しなかった故・高倉健さん。そんな健さんを18年にわたって追い続けたノンフィクション作家の著者だから聞けた貴重な取材ノートを一挙に公開。数々のインタヴューについて語っていることは「俳優の仕事とはなにか」。「仕事を受ける基準は何か」「世界で働くこととはどういうことか」「世界で通用する一流の条件とは何か」「プロフェッショナルの条件はなにか」。というようにストイックな健さんの「仕事観」がわかる本です。それ以外にも自分が出演した205本の映画の中で「好きだった台詞」「印象に残る音楽」などの話もあります。また、自分が尊敬していた俳優、好きな映画についても語っています。また、一番呟いていた台詞のベスト3は何か?などのトリビアもあり、健さんファン、邦画ファン、映画ファンにとっても楽しみながら、一流の俳優の言葉を堪能できるのがこの本です。

【編集担当からのおすすめ情報】
今回は「小学館文庫 プレジデントセレクト」収録にあたり、健さんとともに日本映画界の礎を支えてきた巨匠、降旗康男監督に文庫版解説をお願いしました。最初の健さんの印象、役者としての成長のきっかけ、誰もしらない健さんのエピソードなど、ファンであれば「垂涎」ものの情報が入っています。また今年もいくつかの追悼イベントや企画などがある予定です。

まえがきに代えて 1、初めて語った「何度も観た映画のこと」2、『鉄道員 ぽっぽや』の撮影現場で 3、20世紀の宝物 4、仕事について 5、祈る役者 6、一言一句、僕のセリフへの想い 7、世界を動かした気働き 8、日本人の心を射止めた「名言」分析 9、「あなたへ」最後の映画俳優の演技 文庫版解説 降旗康男 文庫版あとがき

野地 秩嘉[ノジ ツネヨシ]

内容説明

一九九五年から二〇一二年…。日本最後の映画俳優を追い続けた著者の一八年の集大成が一冊に。健さんの仕事観、人生観、好きな映画まですべてがわかる。初めて語った「何度も見た映画のこと」「一言一句、僕のセリフへの想い」「日本人の心を射止めた『名言』分析」「『あなたへ』最後の映画俳優の演技」ほか。生前、ほとんどインタヴューを受けなかった高倉健の貴重な証言集である。文庫版あとがきは日本映画界の名匠であり、健さんと共に作品を作り続けた降旗康男氏に寄稿いただいた。

目次

1 初めて語った「何度も見た映画のこと」
2 『鉄道員ぽっぽや』の撮影現場で
3 20世紀の宝物
4 仕事について
5 祈る役者
6 一言一句、僕のセリフへの想い
7 世界を動かした「気働き」
8 日本人の心を射止めた「名言」分析
9 「あなたへ」最後の映画俳優の演技

著者等紹介

野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともひろ

22
高倉健さんの人柄がにじみ出るようなエピソードが沢山でてきます。願わくば、タイトルにある通り、もう少しインタビューを増やした方がいいかも。2016/08/13

るい

5
高倉健という俳優は、私にとって渋い人であり、出演作を直接見たことがない。それでも、あの芯のある雰囲気や、素朴な立ち姿に心惹かれていた。そこには、人への気遣いができるところや、脚本選びへのこだわり、演技をどのように作るかといった彼の考えが表れているのだと思う。スターなのにスターと感じさせない振る舞いが、魅力を生む。偉くなればなるほど、そういう謙虚さを持ち合わせたい。2017/12/01

よし

3
 「ディアハンターはロサンゼルスの社会で見て感動して体の震えが止まらなかった」 「本当に嬉しいもしくは辛子と感じたとき人は嬉しいとか悲しいなんて言葉を口にするでしょうか僕はしないと思う」「かっこつけない真心ーーこれが健さん」2021/03/21

anken99

2
逝去から二年後に出版された、あまりにも貴重なインタビュー集。著者が18年かけて紡ぎ出された、大変意義深い一作だ。ひとこと。高倉健という人が、なぜここまで我々日本人の心をつかんでやまないかが、必ずわかるはず。ときに、ジーンときてしまうこと多数。本物のスターというのは、この人のようなことを言うのだろう。同じ名前を背負う者として、恥ずかしくないように明日から生きて行こうと心底思うばかり。2018/01/11

sakase

1
「ありがとう と素直にいえること。 その場で 感謝の姿勢を絶やさないこと。」2018/04/13

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