小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈10〉経済大国

小学館ライブラリー
昭和の歴史〈10〉経済大国

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  • サイズ A6判/ページ数 509p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610307
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

池田内閣の国民所得倍増計画は、国民に政治から経済の季節への転換を印象づけた。そして技術革新や貿易の自由化により短期間にGNP世界第2位の経済大国になった日本だが、世界との経済摩擦に苦悩する。

◆目次◆◆◆ 経済大国の光と陰?はじめに 経済の高度成長 政治の季節から経済の季節へ/国民所得倍増計画とその波紋/重化学工業化と二重構造/技術革新と国際化 都市化と大量消費社会 大都市化と都市的生活様式/生活スタイルの変貌/「流通革命」と広告・宣伝の時代/大量高速輸送時代 「企業国家」と地域開発  日本財政の構造/地域開発と国土の変貌/東京オリンピックと日本万国博覧会 「公害先進国」日本 恐るべき公害/四大公害事件 過密の都市と過疎の農村 都市問題/過疎問題 異議申し立ての時代 住民運動の爆発的発生/大学紛争と新左翼/ベトナム戦争 新しい政治の流れ 革新自治体/都市政策をめぐる二つの道/Only One Earth(かけがいのない地球) 「戦争は終わった」 沖縄復帰運動と返還/日中国交回復/近くて遠い国 混迷のなかへ 戦後資本主義体制の変貌/日本経済の奇蹟は終わった/ロッキード事件/文化の産業化 戦後世界体制の再編成 転換期の政治と経済/戦後日本の総決算 いずこへいくか?世紀末の未来像 グローバリゼーション(国際化)と東京一極集中/未来をめざして 小学館ライブラリー版刊行にあたって 参考文献 年表 索引

内容説明

世界第2位の経済力を得た日本は、何を手に入れ、何を失ったのか。昭和の終焉までを描き、日本の未来を展望する。

目次

経済大国の光と影―はじめに
経済の高度成長
都市化と大量消費社会
「企業国家」と地域開発
「公害先進国」日本
過密の都市と過疎の農村
異議申し立ての時代
新しい政治の流れ
「戦後は終わった」
混迷のなかへ
戦後世界体制の再編成
いずこへいくか―世紀末の未来像

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
日本の商業アニメの歴史を背景から理解するために再読。この巻の守備範囲がほぼそれとかぶるので参考になりました。著者の興味が環境問題や市民運動にあるようなのでワタシの関心のあるテーマからはちょっとずれていますが、労働運動に付随する芸術活動の盛衰や角川書店のメディアミックスによる文化の商業化への指摘など、興味深い言及もあります。すべての人が原資料を持っているので、歴史家の特権を使えないのが同時代史というもの大変さであり、魅力なのでしょう。著者の示した文脈を読者がどう手を加えていくかが問われているのだと思います。2015/03/26

千日紅

1
小学館ライブラリー「昭和の歴史」シリーズの第十巻。「本書は、経済大国の成立と展開をえがくことによって、その光と影の両方をとらえ(19頁)」たものである。対象とする期間は、1960年から1989年までである。個々の事象についてぼんやりは知っていたものの、事象の背景や事象間の関係はよく整理できていなかった。本書を読むことにより、時代の流れの中にこれらを置き直す作業をすることができた。2014/01/20

蕭白

0
自分が生まれた年も歴史に。2011/09/19

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