小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈3〉天皇の軍隊

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昭和の歴史〈3〉天皇の軍隊

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  • サイズ A6判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094610239
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

昭和最大の社会集団・帝国陸海軍の教育や戦術、偏重した精神主義、国民に対する無責任体質を分析。天皇=大元帥による独立した統師権と参謀の独走など、硬直した組織の内実を詳述します。

◆目次◆◆◆ 旧南満州鉄道の車中で?はじめに? 天皇の軍隊の崩壊 軍刀の血のり/降伏阻止クーデター/ミズーリ艦上へ/軍隊機構の解体 国民皆兵の軍隊 不公平な兵役制度/兵役法/兵営国家 軍隊、将校と下士官兵 軍隊とは/中隊と内務省/将校団 軍事官僚と政治軍人 あたらしい型の軍人/陸軍省と参謀本部/陸軍内の派閥闘争 帝国国防方針と統帥権 陸軍と海軍/統帥権と軍部/統帥権干犯問題 昭和の軍閥 陸軍と満蒙問題/満蒙の占領/外線と内部抗争 軍部主導の国策 戦火は長城を越えて/軍部ファシズムへの二つの道/日本の戦法 軍備拡張と変革 陸海航空軍の拡充/無条約時代の海軍/師団改編と増師 戦争の泥沼 戦争目的のない戦争/幕僚統帥/統帥の紊乱 “皇軍”の自壊 失墜した統帥の威信/兵力の大量消費と大量動員/くずれさった軍紀 天皇の軍隊と自衛隊?おわりに? 将軍たちの戦争観/シビリアン=コントロール 小学館ライブラリ版刊行にあたって 参考文献 年表 索引

内容説明

戦前日本最大の社会集団「軍隊」とは。大元帥による不可侵の統帥権、将校への精神主義教育など、帝国陸海軍の特質とその全貌に迫る。

目次

旧南満州鉄道の車中で―はじめに
天皇の軍隊の崩壊
国民皆兵の軍隊
軍隊、将校と下士官兵
軍事官僚と政治軍人
帝国国防方針と統帥権
昭和の軍閥
軍部主導の国策
軍備拡張と改変
戦争の泥沼
“皇軍”の自壊
天皇の軍隊と自衛隊―おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

1
名著再読。シリーズの中にありますが独自に完結しています。世界の軍事理論の課題、キータームの語用論、法や制度の運用、軍人の経歴と人脈、部隊編成の推移、空母から小火器にわたって見える傾向、将校社会の空気、当然日本の政治的・軍事的な動向、そして何よりも軍人兵士たちの声。一冊の中で、こんなにも多様なアプローチを駆使して対象を立体的に描く例は珍しかろうと思います。また、日本の軍隊が再び日本から独立するとすれば、日米同盟をきっかけとするだろうという見立ては、現在より現実味を帯びているように見え、著者の慧眼を感じます。2016/03/23

滅紫

1
陸軍の戦法をとって日本型資本主議の生産性の低さや軍事研究の立ち遅れが見られるとかわかりやすい。面白いです。なんかこれが最近の日本のことみたいですね。2012/05/22

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