小学館ライブラリー<br> 大系 日本の歴史〈12〉開国と維新

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大系 日本の歴史〈12〉開国と維新

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  • サイズ A6判/ページ数 441p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094610123
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

幕末・維新の時代を、政治史偏重の立場によらず、経済を重視したユニークな視点でとらえ直し、新しい文化や近代化政策についてもさまざまな角度で分析します。

目次 世界市場と維新変革?はじめに? 広がる黒船ショック ペリー艦隊の来航/和親条約結ばれる/揺らぐ幕府支配/ハリス来日と通商条約 反動の嵐と始まる貿易 朝廷の政治的浮上/通商条約調印と反動の嵐/開港場へつどう人びと/金貨流出からインフレへ 攘夷の行きつくところ 尊攘志士の活動と民衆/沸騰する朝廷の攘夷熱/高まる対外軍事危機 尊王攘夷から倒幕へ 後退かさねる尊攘運動/薩長倒幕派の出現/敗退する幕府軍 世直し戊辰戦争 フランス依存の将軍慶喜/民衆の世直しとナショナリズム/戊辰戦争の勝者と敗者 廃藩置県への苦悩 アンバランスな近代化政策/抵抗する士族と農民たち/薩長藩閥官僚のクーデター 文明開化の光と影 欧米外交とアジア外交/文明開化の諸相/留守政府内の政策対立/明治六年政変の実像 大久保内務卿の独裁 大久保独裁と士族の反発/台湾出兵から江華島事件へ/地租改正事業と農民 ブルジョワジーの誕生 経済自力建設の路線/諸政商の浮き沈み/製茶農民と蚕糸農民/外圧下の綿業と糖業 華族・士族のゆくえ 秩禄処分の明暗/資産家となる大名華族/「士族の商会」の成否/最後の士族反乱 市民革命と産業革命?おわりに? 基本史料一覧     

内容説明

外圧下での開国を可能にした維新の英傑と豪商農の底力。黒船来航による横浜開港。攘夷激化の中で貿易が始まった。文明開化を支えた薩長の官僚と初期ブルジョアジーの活躍を描く。

目次

世界市場と維新変革
広がる黒船ショック
反動の嵐と始まる貿易
攘夷の行きつくところ
尊王攘夷から倒幕へ
世直しと戊辰戦争
廃藩置県への苦悩
文明開化の光と影
大久保内務卿の独裁
ブルジョアジーの誕生
華族・士族のゆくえ
市民革命と産業革命

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sine_wave

6
ペリー率いる黒船が来航してから、西郷隆盛の西南戦争までの期間の歴史。当然最も大きい出来事の明治維新が中心になる。明治天皇、勝海舟、大久保利通、徳川慶喜、伊藤博文等々知ってる人々の働きが複雑ながら理解できたように思う。特に尊皇攘夷についてかなり確認できた。2020/12/14

jinginakineko

3
小説やドラマで流れは知った気になっている幕末史だが、いわゆる志士の活躍だけでなく、幕府内部、経済や諸外国の動向などさまざまな観点から考察がなされていて目から鱗が落ちる。倒幕のあと、明治初期の日本が富国強兵を可能たらしめるべく中央集権国家をめざす過程がよくわかり、ことにターニングポイントが廃藩置県であったことが腑に落ちた。経済に関する記述は私には難解ではあったけれど、経済的発展と政治の未熟のアンバランスが日本近代の特色、という見解は納得できるものであった。2023/03/23

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