小学館ライブラリー<br> 大系 日本の歴史〈9〉士農工商の世

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大系 日本の歴史〈9〉士農工商の世

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  • サイズ A6判/ページ数 457p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610093
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

江戸幕府の基礎が築かれた17世紀は、日本型「民間」社会が形成された高度成長の時代であった。経済力を背景に武士から町人の世へ変わる身分制社会と、人々の暮らしと文化を探ります。

目次 日本人の原像─はじめに─ 徳川政権の成立 豊臣から徳川へ/徳川氏の支配体制/公儀御法度 海禁とキリシタン禁制 アジア世界とのつながり/オランダ一国への限定/キリスト教と海禁/島原天草一揆 天皇と公家 武家の官位/確執と和融/朝廷と社会/社稗の象徴 江戸と城下町 大江戸の成立/明暦の大火/近世城下町の建設/全国的な交通と流通 国家鎮護と民間信仰 キリシタン弾圧/近世仏教の役割/招福除災の民間信仰 御家と治制─士の世界─ 藩世界の形成と名君/経世家の治政/不平・不満の武士たち/朱子学と陽明学 村と家─農の世界─ 「慶安融書」を読む/理想の村/生産の高まりと村社会/交流と排除 南と北の異域 琉球王国/アイヌ諸部族の決起/アイヌ社会と和人地 仲間と組合─工商の世界─ 流通をになう者たち/親戚集団と町共同体/座から仲間へ 暮らしと楽しみ 和風の暮らし/町と村の楽しみ 元禄前後の「上」と「下」 家綱から綱吉へ/下々の抵抗力/市井に糊する学芸者/綱吉後期の政治/民間の意識と提言 民間社会のゆくえ─おわりに─ 基本史料一覧 参考文献 年表 索引

内容説明

徳川家康が江戸に幕府を開いてから5代将軍鋼吉にいたる100年間、幕府は士農工商というきびしい身分制度の中で支配を強化しようとする。一方で民衆は、「民間の社会」を形成して、民衆の文化を花開かせていく。

目次

日本人の原像
徳川政権の成立
海禁とキリシタン禁制
天皇と公家
江戸と城下町
国家鎮護と民間信仰
御家と治政―士の世界
村と家―農の世界
南と北の異域
仲間と組合―工商の世界
暮らしと楽しみ
元禄前後の「上」と「下」
民間社会のゆくえ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

21
17-18世紀ごろの農村社会を描いた8章_村と家、を中心に。◉(p.280)農民の経営が年貢を納めたうえで持続するためには、いろいろな稼ぎ仕事をしないとやってゆけない(農耕専一の困難さ)◉(p.308要約)村はそれだけで孤立して生きられる世界ではない。共同体の内部での相互扶助(結の慣行)だけでなく、村外の賃銭稼ぎの者たちをもとめた。漁村には海産物と魚肥を依存し、町からは商人や職人をつうじて加工品や人糞尿を入手した。死牛馬の処理と村の治安の多くは、賎民組織の活動によっていた。→2021/05/08

sine_wave

7
徳川家康から徳川綱吉までの100年間の歴史である。徳川中心の歴史でなく、士農工商すべての階層に焦点を当てて、その発展について述べている。現代の日本の社会の考え方がこの時代にスタートしたことが多いのに驚かされる。2020/11/18

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