出版社内容情報
混乱から統一へ。戦国の世を卓抜な手腕で戦いぬき、近世への道を切り拓いた信長と秀吉。彼らの政権構想と国家観とは何だったのか! 天才が造る時代を活写します。
目次 天下統一とはなにか─はじめに─ 天下統一の登場 信長の入京/新しい権力形態の模索/将軍追放 石山合戦の底流 本願寺の蜂起/本願寺法王国/南近江の一向一揆/来世信仰と地上の神 安土の楽市 三貨制度への端緒/「町」自治の公認/安土下町の構想 「将軍権力」と信長 「天下」と大名/世俗権力の優位/信長と朝廷 豊臣政権の成立 信長の後継者/聚楽第行幸/黄金の茶会 関白の平和 天下平定/国内統治の諸原則 天下の富を手に 太閤検地/「金銀山野にわきいで」 大坂と京都 天下人の城/大坂の町並/その後の大坂/京都改造 唐・南蛮までも 外に向かう論理と心理/二度にわたる出兵/秀吉の強硬外交 蝦夷島と琉球 中世の「えぞが島」/蝦夷島からみた天下統一/琉球からみた天下統一 太閤の夢 太閤と国制/秀吉の死 基本史料一覧 参考文献 年表 索引
内容説明
戦国の世に踊り出た信長は、京に入って将軍を手中に置くと、自らを公儀と位置づけて天下支配にのりだした。統一を果たした秀吉は、関白として国内の平和を命じる一方、太閤として、東アジア全域の支配を目ざすが…。
目次
天下一統とはなにか
天下人の登場
石山合戦の底流
安土の楽市
「将軍権力」と信長
豊臣政権の成立
関白の平和
天下の富を手に
大坂と京都
唐・南蛮までも
蝦夷島と琉球
太閤の夢