出版社内容情報
ドイツ軍の猛爆にさらされた第二次大戦下のロンドン。翼と足を傷めて拾われた小雀と、独り暮らしの老婦人との心温まる愛情物語です。
【目次】 序文 自序 第一章 拾い子 第二章 俳優としての彼の生活 第三章 音楽生活 第四章 愛の生活 第五章 衰弱 第六章 最後の模様 むすび 訳者あとがき 解説?小雀物語「哀愁」の彼方で 岩本久則
内容説明
第二次大戦が勃発し、ドイツの爆撃機がロンドン上空を脅かしていた頃、独り暮らしの老夫人が生まれて間もない野生の小雀を拾った。足と翼を痛め自然界では生きられない雀だったが、夫人のピアノに合わせて歌うなど、殺伐した戦時下のロンドンっ子を楽しませ勇気づけもした。ヨーロッパはもちろんアメリカでも当時ベストセラーになった名著が、ここに完全復刊となった。