出版社内容情報
あらゆる年令層から愛された世界の人気者、あの〃あらいぐまラスカル〃の現典を、多数の魅力的なイラストと新たに注釈を加え、読みやすくなって新登場。
北米の大自然の中で、どこにでもいる冒険好きの少年が出会った小さな生き物。だんだら模様のしっぽを持ち2つのビーズ玉のような目をしたそのちっぽけなあらいぐまの赤んぼうは、ラスカル(やんちゃ坊主)と名づけられた…-という話で始まる、この少年とあらいぐまの愛と友情の物語は、世界各国の全ての年齢層の人々に愛読されたが、この度、新たなる注釈も加え更に魅力を増して再登場した!!
内容説明
北米の大自然の中で、どこにでもいる冒険好きの少年が出会った小さな生き物。だんだら模様のしっぽを持ち2つのビーズ玉のような目をしたそのちっぽけなあらいぐまの赤んぼうは、ラスカル(やんちゃ坊主)と名づけられた…―という話で始まる、この少年とあらいぐまの愛と友情の物語は、世界各国の全ての年令層の人々に愛読されたが、この度、新たなる注釈も加え更に魅力を増して再登場した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
48
母親を亡くし、父親とふたりで暮らす少年スターリングは、森で見つけたあらいぐまの子供に「ラスカル」と名付けて飼うことにします。戦争が小さな町にも暗い影を落とすなか、長閑な日々の生活が淡々と語られています。古き良きアメリカという感じがいいですね。ラスカルと出会ったきっかけも別れる理由もアニメとは少し違います。他にも色々違いますが、アニメのほうが全体的にドラマチック。年上の女性に母親の姿を重ねてしまうスターリングが切ないです。2017/02/19
たまきら
20
アニメ世代の自分。原作を初めて読みました。へえ、こんなに複雑な家庭環境だったっけ?と幼い記憶をたどりました。移民最初の世代や、アメリカの広大な自然描写が楽しいです。…でも、アメリカの在来種だから森に返せるけれど、日本で同じことをした人たちのせいでアライグマが大変なことになっているのは皮肉だなあ。2016/11/10
忠誠
6
あらいぐまラスカルの原作。この物語は著者のスターリング氏の11歳の頃の思い出で、ほぼ実話とのこと。氏は15歳の時、足の麻痺で二度と運動が出来ない身体になってしまうのですが、まだ元気に走り回れた少年時代の頃の体験を、何度も何度も回想してきたからこそ、この作品を書き上げられたと思うと、最後のラスカルの別れのシーンも相まって哀愁を感じざるをえません。。2014/05/29
snowy
5
あらいぐまラスカルの原作。アニメのファンの為、読んでみた。古き良きアメリカが垣間見れます。スターリングの子ども時代は、もちろん戦争もあって良い事ばかりではありませんが、自然との共生が出来ており、現代の子ども達と比べると夢のような世界ですね。今の子よりよっぽど、精神的に自立していて驚きます。アリスは出てきませんが、スターリングのお父さんや取り巻く人々も魅力的で、人の親として色々と考えさせられました。2014/10/01
りこ
4
友人がペットショップで子供のアライグマに一目惚れして飼ってましたが、成長して、すんごく手を焼いてました(笑)思わずラスカル最後までちゃんと観た?と説教しました(笑)この本最後まで読んでたら飼えないよ(笑)