小学館ライブラリー<br> 大坂時代と秀吉

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小学館ライブラリー
大坂時代と秀吉

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  • サイズ A6判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094601275
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0321

出版社内容情報

奈良、鎌倉など時代区分の呼称は、当時の政権の所在地が普通だが、政務を大坂で執っていた秀吉の時代だけが、なぜ「桃山時代」なのか? 大坂時代と呼ばれないその背景を、豊富な研究成果と資料をもとに問いかける著名歴史家の一提言。

奈良時代は奈良を中心に豪族たちが天皇を中心に政治を動かしていた。平安時代は平安京、鎌倉時代は頼朝を中心に鎌倉幕府を打ち立てた。足利氏は京都の室町にて政権を動かしていたし、もちろん、江戸時代は徳川時代でなくて江戸時代なのである。別に徳川三百年などということばもあるが…。 こんなふうに呼ばれるようになった理由をまず説明する本書は、秀吉政権の時代区分の安土・桃山時代について問いかける。安土にも桃山にも城は存在はしたが、安土城はともかく桃山の居城は別荘として使われたという。実際に当時の政界を動かし、天下に大号令をかけていたのは大坂城からだった。当時の大坂はその交通の利便さによる経済の繁栄で、名実ともに天下の大都市として位置づけられていたわけだ。 豊臣政権は莫大な経済力を背景に政権を維持したわけだが、なぜ、大坂時代ではないのか。豊富な研究成果と資料をもとに新提言として書き下ろした、小学館ライブラリーならではの、知的好奇心を刺激する作品である。

内容説明

大和、奈良、鎌倉、室町、江戸など、当時の政権の所在地によって、時代区分の呼称が決められてきた。しかし、豊臣秀吉の時代は、安土・桃山時代とされてきたが、実際には秀吉は大坂城で政務を執っていたのだったが…。秀吉の時代を「大坂時代」に!著名歴史家の一提言。あわせて、活気あふれる大阪の歴史を詳述。

目次

第1章 大坂時代の提唱
第2章 大坂への道
第3章 大坂の建設
第4章 関白政権
第5章 近世という社会
第6章 朝鮮侵略
第7章 文化の高揚
第8章 豊臣家の悲劇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬至楼均

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大坂時代という呼称が敢えて忌避された可能性は有ると思う。2011/02/04

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