小学館ライブラリー<br> 視覚のいたずら

  • ポイントキャンペーン

小学館ライブラリー
視覚のいたずら

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094601251
  • NDC分類 141.21
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「目立つ」とはどういうことなのか? 人間関係でも広告でも、私たちが惹かれるものには、どんな形、どんな色、どんな関係があるのか。イラストレーター・長尾みのるが面白く解説する「論よりかたち」の視覚の極意。

目だちたいのに目だたないというイライラ感いっぱいの現代人のために、イラストレーターの著者が視覚上の要点を詳述。現代人のみならず商品や看板にも当てはまる内容で、専門的ではないが不思議に面白い長尾ワールド

内容説明

パッと見たらすぐ理解したいというイライラ感いっぱいの現代人のために、イラストレーターの著者が視覚上の要点やこころで視る機能を鋭く指摘。新作イラストを多数収録し、文章も加筆した増補版。専門的ではないが不思議に面白い長尾ワールド。

目次

1章 目だつ形(丸、三角、四角の順に見える;なんでも丸くおさめてやろう ほか)
2章 視覚の演出(絵看板の流行;スピード時代は絵で ほか)
3章 カラー作戦(歴史の中の流行色;補色関係は目だつ ほか)
4章 視線をとらえる(まず左から見て右を見る;右は軽く左は重く ほか)
5章 頭から爪先まで(なぜ服を着るか?;年齢とともに視線は下がる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

24
イラストレーターとして、人間の視覚の特徴と、時代による違いを元にしたエピソードをちりばめた楽しい本。1980年に書かれた本なので、時代の影響が多く見られるが、それも歴史的資料として楽しい。挿入された図版のほとんどが著者自身のイラストであることがすごい。ここまでいろいろな作風のイラストが描けることに、まず驚いてしまった。2014/05/22

ワタナベ読書愛

2
日本のイラストレーターの草分けが、モノがどのように見えるか、錯覚を起こす方法、魅力的な見せ方、デザインの特徴、時代や世相によるファッションなどの変遷…などの、「見た目」にまつわるあれこれを、わかりやすく解説。デザインの専門家でない人向けの軽い読み物なのに、しっかりデザインの基礎がわかってしまう。日本の家紋の特徴、ヨーロッパの服装の流行の推移など、興味深い。どのコラムもイラストつきで、その作風の豊富さも驚かされる。普遍的な内容で教養になる上品な一冊。筆者の勉強や努力の積み重ねも伝わり、尊い。2020/12/08

シラヌイ

1
真偽の判断はつかないが、読むと納得させられる。視覚効果のお話なのだが別に専門用語がズラズラッと並ぶわけではない。 話の進め方がうまいのか、途中で飽きることなく読めた。 曲げのお話はギャップ萌えと通じるような気がする。2011/12/21

緑色と風

1
えっ、そうだったの?トレビアの泉ではないが、おもしろい「へー」が何度も口から飛び出してしまう。日常ででくわすポスター、看板、建物、マル、三角等。とにかく、これらに秘められた目立つための工夫や無意識の行動パターンに気付かされる。視覚ってこんなにも多くの特徴があるのか。長尾さんと会ってもっと話を聞きたい。2007/12/28

しま

0
以前読んだような錯視を扱った本かと思ったら、もっと幅広い視覚全般の本でした。面白かったです。デザインが与えるイメージとか思い込みとか。2015/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/406388
  • ご注意事項