小学館ライブラリー<br> 労働者と農民―日本近代をささえた人々

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小学館ライブラリー
労働者と農民―日本近代をささえた人々

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  • サイズ A6判/ページ数 507p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094601107
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

出版社内容情報

近代日本の歴史を底辺でささえた女性工員・炭鉱労働者・農民たちに光をあてた民衆の側に立つ民衆史。豊富な聞き書きをもとに、過酷な労働と抑圧のなかで貧しさに押しつぶされながらも目覚めゆく民衆の姿を描く歴史的名著の復刊。

 近代日本の歴史を底辺でささえた女性工員・炭鉱労働者・農民たちに光をあてた民衆の側に立つ民衆史。豊富な聞き書きをもとに、過酷な労働と抑圧のなかで貧しさに押しつぶされながらも目覚めゆく民衆の姿を描きます。さらに、世界経済の動向にもふれ、民衆史と経済史を統合した有機的な叙述で、戦前の日本の資本主義の特徴を解き明かします。今にいたる日本の経済システムの問題を原点から考察することができるとともに、日本社会の根源的な問題点を抽出し、それを克服していく道筋を考えるときに大きな助けとなるでしょう。 本書は初版発行後20年になりますが、その内容はまったく古びておらず、むしろ、日本の近代システムが崩壊の淵にある現在、本書を読み直す意義は大きくなっています。さらに、民衆たちの生き方は、未来への漠然たる不安をいだいている現代人に、勇気と活力を与えてくれるでしょう。ドキュメント民衆史の決定版であり、日本近代民衆史の金字塔として高い評価をうけている名著の待望の復刊です。

内容説明

近代日本の歴史を底辺でささえた女工・坑夫・農民たちに光をあてた民衆の側に立つ民衆史。豊富な聞き書きをもとに、過酷な労働と抑圧のなかで、貧しさに押しつぶされながらも目覚めゆく民衆の姿を描く。

目次

女工・坑夫・農民―はじめに
資本主義の原罪
地主と小作人
生糸と軍艦
地底の世界
綿糸とアジア
工場法と労働者
目覚めゆく女工と坑夫
土地と自由
女工の叫び
窮乏の農村
荊冠旗
産業報国

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

友川サイコー

2
あとがきで紹介された亀井勝一郎の言葉!「民族的自信や愛国心は、歴史や古典を学んだ結果、自然に生まれてくるものであって、学ぶ前に言い出すものではない」表紙の写真「ひび割れた21歳の嫁の手」に衝撃2019/10/29

なのは

1
明治から昭和にかけて、陸海軍が揃えたぴかぴかの戦車や戦艦、戦闘機は、寿命を削って働くしかなかった女工や鉱夫、貧農の血と涙と汗でできていた。財閥とタッグを組んだ警察・軍隊が民衆の待遇改善要求を潰しまくり、政府はそれによって得られた巨利(予算)を軍部に半分(陸海で山分け)、皇族、華族、政治家(貴族院・衆議院・枢密院)、官吏に分配し、残りかすが農村・都市の平民へ流れたわけでこうしてみるとGHQはえらかった2018/12/02

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