小学館ライブラリー<br> サルからヒトへの物語

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小学館ライブラリー
サルからヒトへの物語

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  • サイズ A6判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094600810
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0345

出版社内容情報

人間とはなにか? それは人間が、神によって創られた選民ではなく、森にすむサルから生まれた自然存在であるという事実を受け入れることから始まる。著者の代表作『人間の由来』の入門書。

●目次● はじめに?人類創世記の語り部 第Ⅰ話?森林に生まれたサル 1 サルとはどういう動物か 空白の五〇〇万年を埋める ヒトはなぜサルから進化したか   哺乳類からはずれたサル 2 植物王国・熱帯雨林の攻略 緑のショッピング・センター 毒をもって敵を制す 虫食い競争に負けて つまみ食いの効用 消化を助ける腹の虫 ついに森を征服した 3 ヒトは森の中で始まった 肉食を始めたサル ヒトは「道具を使うサル」といえるか シンボルとしての道具 必要は発明の母 4 ヒトの祖先の生活像 狩りをするチンパンジー 生活の知恵?トラブル解消法 文化という橋を渡って 問答?はみ出しものの進化論 第Ⅱ話?家族をもったヒト 1 サルの社会から見えてくるもの サル類のさまざまな社会 夜から昼への生活革命 2 ヒト化への道のり 家族とは何か ヒトに近づいた類人猿 サバンナ暮らしの処世術 サルの社会に近親相姦はない 3 家族の始まりは父系か母系か 雄の力が強大なチンパンジー型社会 血縁の絆が固いピグミーチンパンジー型社会 対等・平等な社会をつくったヒト 問答?サルとヒトの社会学 「問答」参加者紹介 あとがき 小学館ライブラリー版あとがき

内容説明

明快に解く、河合サル学入門。ヒトとは何か、そして、ヒトは、なぜ、サルから進化してきたのか。このみんなが知りたいテーマを明らかにする、第46回毎日出版文化賞受賞の『人間の由来』の入門書。

目次

森林に生まれたサル(サルとはどういう動物か;植物王国・熱帯雨林の攻略;ヒト化は森の中で始まった;ヒトの祖先の生活像)
はみ出しものの進化論
家族をもったヒト(サルの社会から見えてくるもの;ヒト化への道のり;家族の始まりは父系か母系か)
サルとヒトの社会学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

2
森林の中に生活の場を求めた霊長類。競争や棲み分けの中で生活様式を多用に分化させ、サバンナへも進出。我々の祖先が、家族の成立、直立二足歩行、言葉の所持といったヒトの要素を、いかにして獲得していったかを考えるのは楽しい作業でした。しかしながら、本書については、社会学的な検討を加える後半よりも、進化学的な検討を加える前半が特に面白かったです。ピグミーチンパンジーという初耳の猿が登場しますが、後書きでボノボのことと紹介されていました。納得。2017/11/12

カネコ

1
2009/07/26

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