出版社内容情報
希代の遊蕩児・世之介。7歳にして性に目覚め、生涯に遊んだ女は数知れず…。男の永遠の夢を語る中で、粋の本質を説いた好色ものの代表作。
●目 次 小説を書くまで 作品紹介 好色一代男 巻一 巻二 巻三 巻四 巻五 巻六 巻七 巻八 鑑賞のしおり 遊里の人と生活 近世前期 諸国遊里案内
内容説明
7才にして性に目覚め、遊んだ遊里は数知れず、60才で女護が島へ…。粋の本質を説いた好色物の最高傑作を平易な現代語訳で紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっちさん
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全国各地の廓を制覇。花魁への金の使い方が半端でない。スケールの大きさに驚愕。ユーモアあり、非情であったり、優しさあったり、兎に角面白い。2015/11/27
kodamatsukimi
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1680年ごろの遊び人を主人公に遊郭周辺の人々を描いたもの さらに700年前の『源氏物語』よりは近いとはいえ 現在の小説とは相当に隔たりあって 現代語訳されていても文意の掴めないところが頻出 文化の違いは現代の海外より遥か遠いが 地続き先にこの作品が確かに存在しているということだけでも面白いものがある2014/02/10